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器用な人

2007-05-29 22:07:45 | 腰痛日記
夕食の準備をした後、整骨院に行く。
連日、様々な事が続くと、さすがにしんどい。

今日、私ではどうにもならないミスが発覚し、かなりへこむ。
責任の所在は私にはないのだが、結局、私もとばっちりを食らうことになるのは目に見えているので、内心は憂鬱だ。

今日は、幼稚園で立ちっぱなしだったし、そんなこともあったりして、腰も悪いが背中がかなり痛い。
ストレスを抱え込もうとしているわけではないが、結局は、身体の弱い部分に顕著に出てしまう。

鍼を打ってもらった後、矯正をしてもらう。
背後に先生が回り、脇の下から腕を伸ばす。

ふと
「先生の手、温い・・・」とつぶやく。
「そう?」
「うん」
「手を動かしているからじゃないの?」

右の手の甲で、先生の右手の平に軽く触れる。

「ほらね」
「わ、冷たいね」

先生が私の手の甲を、軽く握りしめる。

・・・だから、私の手が冷たいんじゃなくて、先生の手が温いんだって。

しかし、その後に手を触れた若いスタッフの方が、手は温かった。
手の甲から、きれいなピンク色していたし。
ずっと、マッサージしているかららしい。


テーピングをしてもらうとき、先生がはさみを使う。
「先生は、はさみは右手なんですね」
「うん」

左利きというのは、以前から知っていたが、はさみは右手で持っていた。

「鉛筆は?」
「右」
「お箸は?」
「左」

「学生時代、右手で字を書きながら、左手でカップラーメン食べてた」

・・・器用なコトするな、この先生・・・。

「右手で字を書きながら、左手で消しゴムを持って字を消していたし」

・・・なんて人だ・・・。

「はさみは右だけど、包丁は左。上手じゃないけど」
「はぁ・・・」
「鍼は左手で打ってる」
「はぁ・・・」
「そのときによって、使いやすい方の手を使っているし、それが当たり前と思ってたからさ・・・」

・・・いや、それはスゴイと思うよ。


「私は、頭でイメージしたこととか、いくつかのキーワードでイメージしたことを、ある程度なら紙面に降ろすことができるよ」
「空間認知力があるんよ。自分(先生)絵の才能ないし」


絵を描かない人から見れば、私は器用な人らしい・・・。






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