晴れ、ときどき虹。

yaplog!から移行しました。

そして、宇宙の彼方へ

2007-03-19 22:38:10 | 音楽話
今日は一日中曇天模様。
折角の日食も、この天気では見ることが出来なかった。

高校1年生の時、真夜中の校舎の屋上で、ひとり、ラジオを聞いていた。
そのラジオから流れてきたのはBOSTONの「アマンダ」

前作のアルバムから8年。
ようやく新作が発売された・・・そんな背景があったのだが、16歳だった私は8年前は8歳だったこともあり、初めてリアルタイムでBOSTONを聴いたのが、この曲だった。

なんで真夜中に校舎の屋上にいたのかというと・・・。

高校時代、私は地学部に在籍しており、年に数回、学校に泊まり込んで天体観測をしたことがあった。
日食や月食といった一大イベントはもちろん、普通の何気ない昼間の空も、夕方や朝の空も、そして星が散りばめられた夜空を見るのが、大好きだった。(今でも好きだが)

澄み切った秋の夜空。
ひんやりとした10月の空気は、吐く息が白い。
いつもの見慣れた風景は、夜の漆黒に包まれ、所々に街灯の明かりがともる。
国道200号を通る車の音が、夜でも聞こえてくる。

その中で聴いた「アマンダ」は、ちょっとだけ自分が大人になった気がした。

3月11日、朝刊を見て驚いた。
BOSTONのボーカルだった、ブラッド・デルプの訃報が掲載されていた。
3月9日に、自宅で亡くなった・・・死因は不明。

20年前の秋の出来事が、走馬燈のように駆けめぐる。

そして、ブラッドの訃報から数日経ち、彼の死因が分かった。
・・・自殺だった。
享年55歳。
夏にはツアーも始まり、本人も結婚が決まった矢先のことだったらしい。

どうして?なぜ?

やりきれない部分は、たくさんあるのだが、本人しかわからないこともある。

ただ、彼が残したBOSTONでの素晴らしいボーカルは、永遠なのだから。
残念なことに、本当に、「現在進行形」じゃなくて「永遠のもの」になってしまった。

ミュージシャンの死は、音楽が好きで、彼らの生み出した音楽を愛する者として、これほどつらいことはない。

でも、死は避けようがないのだ・・・。

QUEENのフレディ・マーキュリー。
唯一無二のドラマー、コージー・パウエル・・・。

そして3月19日は、ランディ・ローズ、ポール・コゾフ。
ランディ・ローズは、オジー・オズボーンのバンドのギタリスト。
ルックスも美しく、そのプレイも流麗で素晴らしかったのだが・・・。
'82年、ツアー中の遊覧飛行の際の飛行機の事故で、25歳にして亡くなった。
彼が生きていたら、また別の歴史が、この世界(HRやHM)に築かれていたかも知れない。
ポール・コゾフは、一昨年観に行ったQUEEN+ポール・ロジャースで、ポール・ロジャースがいたバンドFREEのギタリストだった。
ポール・コゾフのフレーズを楽しそうに奏でる、ブライアン・メイ。
ブライアンのソロアルバムにドラマーで参加したのが、コージー・パウエルだった。
もちろん、QUEENのボーカルは、エイズで亡くなったフレディ・マーキュリー。
そのフレディの偉業をたたえるがごとく、楽しそうに歌う、ポール・ロジャース・・・。


BOSTONの曲、最近では、ボストンレッドソックスに入団した松坂投手がらみで、よく聴きますよ。
「宇宙の彼方へ」(原題 More Than A Feeling)。



3月9日か・・・。
10年前、祖母が亡くなった日だな・・・。

この日も、日食だったな・・・。


"We've just lost the nicest guy in rock and roll."

・・・・・R.I.P.・・・


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2 コメント

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Unknown (momomama)
2007-03-21 17:40:49
音楽がそういうふうにいつもあった・・・ステキですね。

この前 たまたま持ってらっしゃった高校生のりあらさんの
お写真をみましたが、想像すると
肩を抱いてあげたくなります。{スマイル}{ラブラブ}

これからもステキな日々と音楽が待ってますよ。
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Unknown (りあら)
2007-03-21 23:33:44
>momomamaさん
学生のころ、就職して独身だったころ、いつも手の届くところに音楽はありました。

もちろん、今でも、すぐそばにあります。

高校生だったころの自分の写真を見ると、さすがに「若いなー」と思いますが、ぜんぜんもてませんでした。
というか、私はモテた時期がありませんでした。{グズン}

あまり異性からは「かわいい」と思われるタイプではないみたいです。

肩を抱いてあげたくなる・・・って、恥ずかしいっ。{ラブラブ}
でもうれしいです。

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