ホタル

日中、所用で福岡に出かけていたので、夕食は簡単に。
昨日の餃子を数個、水餃子に。
鶏そぼろも作っていたので、チャーハンにした。

夜、子ども達を連れて実家に。

毎年恒例なのだが、母とホタルを観に行くためだ。

午後８時ちょっと過ぎ、実家で母と合流。
私の車で、八木山に。

ほかにホタルがたくさん出る場所を知らないのだが、私が知っている中では、地元では八木山が有名なのだ。
８時半前、すでに道路にはたくさんの車が停まっており、あちこちで親子連れを見かける。
車中にいるときからホタルを見たが、車を降りると、その幻想的な光に歓声が上がる。

「きれいやねー」
「たくさんおるねー」

清流の岩場と木々の間を縫うように、たくさんの光がゆらりゆらりと優雅に舞う。
その様子は、この一瞬を懸命に生きるように、まさに命の光そのものなのだ。

この時期だけ、この時間だけの、ほんのひととき。

毎年、この切なくも儚い美しい光を見るために、ここを訪れる。

その後、余韻を残しながら、実家に。
実家でコーヒーを飲み、しばらくして自宅に戻る。

帰宅したら１０時を過ぎていた。

また来年も、この光を見に行こう。

そのためには・・・・。
私達は、ホタルが舞う清流を、守っていかなきゃならない。