晴れ、ときどき虹。

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お月様が中継局

2007-07-31 22:58:08 | 日常生活
夜、弟から電話があった。
先日、見ることができなかった天体望遠鏡で、また夜空を見たいとのこと。

幸い今日は、満月とは言わずとも、月が出ている。

部品を確認して説明書を読み、弟の車に天体望遠鏡を積み込む。
子ども達と一緒に弟の車に乗り、暗いが見通しの良さそうな場所を探しに、あちこち走ってみる。

しばらくすると、月も少しではあるが昇ってきて、観測しやすくなったようだ。
田んぼのあぜ道に車を停め、望遠鏡をセッティング。

月に向かって、弟がレンズを合わせていく。

「ああ!見えた、見えた」

弟が声を上げる。

「ほら、のぞいてごらん。望遠鏡、触ったらずれるから、絶対に触らないようにね」
「うん」

息子はそっとレンズを覗く。

「わー!!誰か手を振ってるー!!

・・・・こらこら、誰もおらんって。

続いて娘も、抱っこをしてレンズを覗かせる。
「きれい。見えたー」

娘も喜ぶ。

そして私。
「わー、ホントきれいに見えるね」

手が届きそうなほどに、月がはっきり見える。
肉眼でははっきりとはわからない「クレーター」や「月の海」も、より鮮明だ。

レンズを交換し、倍率を上げる。
すると、先ほどよりも、さらにきれいに。


こんなに鮮明に、そして大きくて美しい月を見たのは、久しぶりだった。
届きそうで届かない。
こんなに近いのに、とても遠い。
そりゃそうだ。
だって、この地球上にないものだから。

子ども達も(特に息子)、心の中でなにか思うことがあったようだ。

また、こういった経験をさせたい。

だって、息子曰く「夏休みキャンペーン中」だし。


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