花粉症の季節になりました。私もこの季節になると、くしゃみの回数が増え、花粉が飛散し始めた事を悟ります。
これまで花粉症の原因として、まことしやかに流布されていた、寄生虫感染率が低下したために、花粉症が増加したという説が、妥当な説ではないことを知りました。
南京医科大学教授 京都大学講師 三好 彰先生らは、国内や外国の寄生虫感染者へ、花粉症アレルギーの反応の調査を、実際に行いました。
その結果、寄生虫感染者であっても、アレルギー反応が起こる割合は、寄生虫に感染していない人と変わらない事を確認しました。つまり、寄生虫に感染していても、寄生虫に感染いなくとも、花粉症を起こす率は、変わりがない事を確かめたのでした。
三好 彰先生らは花粉症の原因は、寄生虫の感染率には関係がなく、アレルギーを引き起こす杉・ヒノキの花粉放出量の増加にあり、1950年代半ばからはじまった、天然林の伐採と針葉樹林の急激な増加にあるとしています。
これに対して、花粉症の原因は、寄生虫減少によるとする藤田紘一郎、東京医科歯科大学教授は、三好彰先生の説に反論しておらず、サナダムシは、「 ダイエットには有効 」などと、かなり軽~いノリです。( 環境 goo より)
さらに、ご自分の体の中に寄生虫の幼虫を寄生させて、「寄生虫はカワイイ」とふれ回っているそうです。
「 腸の壁にくっつき、ヒトが分解した栄養を横取りするため、栄養不良の人には悪さをするが、ダイエットには有効。「寄生虫はカワイイ」とふれまわっている手前、感染幼虫を自分のカラダで飼っているのだが・・・」
藤田紘一郎 環境 goo Web 講義
学者としては、かなり ミーハーなお方の様子...。
1950年代から国によって推進された、原生林を伐採して、針葉樹を増やす「拡大造林」でしたが、植え過ぎから、杉の価格は暴落し、国民に多大な健康被害を齎した事は確かなようです。とかく国や、お役所の不始末には、有名大学の大先生が担ぎ出され、もっともらしい弁護学説を唱えるのですが、ネットが普及した現代では、もはやその手も通じなくなったかのように感じます。皆さんも、両者の論ずるところを、比べてみてください。
-参考-
・ 三好 彰 「 花粉症、日英中比較 考現学」
・ 藤田紘一郎 「 寄生虫の駆逐によってアトピーや花粉症が登場 」
・追記
驚くべきことに、当ブログで疑問を呈した、異様な数のイワツバメの日光市への集中の時期に、その日光市から、日本初の杉花粉症例が報告された事も知りました。やはり、日光市周辺では、ただならぬ異変が起きていたのですね。
近年、日光市周辺では、奇怪な事件も発生し、国民を震撼させています。森林の荒廃と、小鳥の街への殺到と移動、それに、身心の異常は一体のものでしょうか。
ある時、小鳥がたくさんやって来て、去って行った。そしてしばらくして、大人は奇妙な病気に罹り、子どもは消えてしまった...。なんだか「ハーメルンの笛吹き」のミステリーみたいな話です。野鳥観察でも、そうしたエコロジカルな視点も、忘れないようにしたいものです。
・拙ブログ 「 森の異変を告げる イワツバメ 」
これまで花粉症の原因として、まことしやかに流布されていた、寄生虫感染率が低下したために、花粉症が増加したという説が、妥当な説ではないことを知りました。
南京医科大学教授 京都大学講師 三好 彰先生らは、国内や外国の寄生虫感染者へ、花粉症アレルギーの反応の調査を、実際に行いました。
その結果、寄生虫感染者であっても、アレルギー反応が起こる割合は、寄生虫に感染していない人と変わらない事を確認しました。つまり、寄生虫に感染していても、寄生虫に感染いなくとも、花粉症を起こす率は、変わりがない事を確かめたのでした。
三好 彰先生らは花粉症の原因は、寄生虫の感染率には関係がなく、アレルギーを引き起こす杉・ヒノキの花粉放出量の増加にあり、1950年代半ばからはじまった、天然林の伐採と針葉樹林の急激な増加にあるとしています。
これに対して、花粉症の原因は、寄生虫減少によるとする藤田紘一郎、東京医科歯科大学教授は、三好彰先生の説に反論しておらず、サナダムシは、「 ダイエットには有効 」などと、かなり軽~いノリです。( 環境 goo より)
さらに、ご自分の体の中に寄生虫の幼虫を寄生させて、「寄生虫はカワイイ」とふれ回っているそうです。
「 腸の壁にくっつき、ヒトが分解した栄養を横取りするため、栄養不良の人には悪さをするが、ダイエットには有効。「寄生虫はカワイイ」とふれまわっている手前、感染幼虫を自分のカラダで飼っているのだが・・・」
藤田紘一郎 環境 goo Web 講義
学者としては、かなり ミーハーなお方の様子...。
1950年代から国によって推進された、原生林を伐採して、針葉樹を増やす「拡大造林」でしたが、植え過ぎから、杉の価格は暴落し、国民に多大な健康被害を齎した事は確かなようです。とかく国や、お役所の不始末には、有名大学の大先生が担ぎ出され、もっともらしい弁護学説を唱えるのですが、ネットが普及した現代では、もはやその手も通じなくなったかのように感じます。皆さんも、両者の論ずるところを、比べてみてください。
-参考-
・ 三好 彰 「 花粉症、日英中比較 考現学」
・ 藤田紘一郎 「 寄生虫の駆逐によってアトピーや花粉症が登場 」
・追記
驚くべきことに、当ブログで疑問を呈した、異様な数のイワツバメの日光市への集中の時期に、その日光市から、日本初の杉花粉症例が報告された事も知りました。やはり、日光市周辺では、ただならぬ異変が起きていたのですね。
近年、日光市周辺では、奇怪な事件も発生し、国民を震撼させています。森林の荒廃と、小鳥の街への殺到と移動、それに、身心の異常は一体のものでしょうか。
ある時、小鳥がたくさんやって来て、去って行った。そしてしばらくして、大人は奇妙な病気に罹り、子どもは消えてしまった...。なんだか「ハーメルンの笛吹き」のミステリーみたいな話です。野鳥観察でも、そうしたエコロジカルな視点も、忘れないようにしたいものです。
・拙ブログ 「 森の異変を告げる イワツバメ 」
寄生虫減少によりアレルギーが増加したという話は学生のときに授業で聞いたことがあります。Ⅰ型アレルギーに関与するIgEというタイプの抗体が元々寄生虫排除のためにあるのですが、寄生虫がいなくなり、職を失ったIgEが人体をターゲットにしたものだというものです。
やっぱり寄生虫の減少とアレルギーの発生は相関がないのですね。寄生虫が少なくなったからではなく、化学物質やストレスなど「寄生虫が来た」と免疫機構が間違って反応する何かが現代社会にあるのかもしれません。
また、米国でも猛威を振るうセイタカアワダチソウや、イネ科の花粉症ですが、寄生虫に言及するページを未だ見つけていません。(ベトナムの調査例がありましたが、調査方法に首を傾げてしまいます。)http://www.nottingham.ac.uk/public-affairs/press-releases/index.phtml?menu=pressreleases&code=VIE-204/06&create_date=30-nov-2006
年間、三千億円の薬品市場がからんでいますから、何がどこまで本当なのか、私のようなシロウトにはわかりませんが、藤田紘一郎さんの文を読むと、素人ながら軽いノリだなあと思いました。
また、杉の植え過ぎにだけ原因を求めるのもどうかと思いました。杉の生えていないアメリカでも、3千~4千万人の人々が、Ragweed( セイタカアワダチ草 )などで、花粉症を患っているからです。林野庁を責めるのもどうかと思いました。
>化学物質やストレスなど「寄生虫が来た」と免疫機構が間違って反応する何かが現代社会にあるのかもしれません。
本当にそうですね。日本で初めて花粉症が報告された1963年の日光市に、その謎を解く鍵があるかもしれませんね。ワクワク。
花粉症のこと勉強になりました
私は確か石原都知事がディーゼル車の排気ガスによる喘息と寄生虫の因果関係を言っていた時に耳にしたのですが、、今は少数意見なんですね
ちなみに対馬は島の90%以上が山林です、杉やヒノキも多く植林されています
そういえば接木で大きくなった杉などは花粉を出さないんですってね
不思議ですね