炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

ハロウィンを考える (飢饉の記憶?) 2004年10月31日記

2004-12-16 | Weblog
昨年の秋、大根やカブ、イモ類を貯蔵する深さ一メートルほどの穴に、南瓜も一緒に埋めてみました。
春に掘り出してみますと、根菜類は無事でしたが、南瓜は、半腐れの状態で出てきました。、随所に穴が開き、ちょうど人の顔のような、はっとするほど、不気味な状態でした。
私は、この腐りかかった南瓜を見るなり、おそらく、飢饉の時には、こうした物も食べたであろうと、直感せずにいられませんでした。

ハロウィンは、もともと、スコットランド辺の古い暦上の祭りであったものですが、新大陸に渡った開拓民の労苦を忘れさせまいとする先人の思いが、こうした祭りに重なり合い、残されているのでは、あるまいかと思うのです。

当初の開拓者は、ヨーロッパから持ち込んだ、作物をうまく栽培することは、難しかったものと想像されます。なぜならば、ヨーロッパの土壌は、石灰岩を基盤として、カルシウムを多く含んでいるのに対し、新大陸東岸では、花崗岩質の酸性土壌が広がっています。初期の開拓者が、相当の困難に直面したであろうことは、想像に難くありません。
民族の遭遇した困難を、後世に伝える知恵と申せましょうか。
Trick or Treat!  私には、「腐った食べ物か、もてなしか!」と聞こえます。

(写真は、京都名物、鹿ヶ谷南瓜。由来は、形が「瓶子」に似るためか。この秋の収穫)
ブログ引越しのため日付けがずれています.

* ブログ内リンク
・ウリ類のウドンコ病

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おじゃまします (cuhasi)
2004-12-16 23:29:20
2004-10-31 02:46:22

コメント&ハロウィンTBお邪魔します!

秋に埋めておいて春に掘り出して根菜類って

もつんですねぇ!ちょっとおどろきです。

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Trick or treat? ((U-1))
2004-12-16 23:30:07
2004-10-31 10:32:47



cuhasiさん ようこそ。

長野の農家も、根菜は自家用に土にいけて貯蔵してますョ。故郷の宮崎は、こうした「日本南瓜」の産地ですね。



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日向かぼちゃの産地です (cuhasi)
2004-12-16 23:31:42
2004-10-31 11:27:07

宮崎だと冬でもマイナスになる日ってそんなに

ないので(海岸沿いは。。。)掘って貯蔵は

出来なかったのかなぁ。

長野の方もこういう風に貯蔵してるのかぁ。。

掘らなくても貯蔵できそうなくらい寒いからなぁ
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