うどんの食べすぎではありません。これは、きゅうり、カボチャなどウリ類に、よくある病害です。
<写真、向かって左側が、ウドン粉病に罹ったカボチャです。右側が、健康な畑のカボチャです。
ウドンコ病に罹った左の畑のカボチャは、葉が白いカビに覆われ、実もかび臭があります。春先から、旺盛な生育で葉っぱも、差し渡し60~70cmもある立派なものでしたが、夏に入り株元から出た病気が、全体に回ってしまいました。
右側の健康なカボチャの画面、一番手前の株には、完熟厩肥だけをシャベルで与えたものですが、罹病しませんでした。奥の方に、罹病したものと同じ品種を植えてあります。ご覧のとうり、健全な生育をしています。( こちらは厩肥をシャベル一杯だけ与えました。)
左側の罹病したカボチャは、直播、苗植え半々の精耕農法。肥料は厩肥・化学。
右側の健全なカボチャは、直播、春蒔小麦・マメ科牧草との混植。肥料は完熟厩肥。
京都大学農学部の高橋英一教授*によると、水耕栽培のきゅうりのウドン粉病は、珪酸の施肥で防ぐ事が出来るとしています。写真の両者には、珪酸を豊富に含むと思われる籾殻・牛厩肥がふんだんに施されていましたが、片方だけに著しい病害が発生しました。
また、水はけの悪い場所で栽培すると、エキ病が発生します。いずれも肥料の与え過ぎ、連作もよくありません。
-参考-
* 高橋英一 『 ケイ酸植物と石灰植物 』1987年
尚、高橋先生は、人工的なケイ酸肥料には、ケイ酸以外のアクティブな物質を多く含んでいると、著作中で、再三警告しています。
米ヌカと黒砂糖水を使った薔薇のうどん粉病対策! YukikoさんのHP 「 うどん粉対策レシピ私流 」の記事が本当なら素晴らしい。
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