炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

阪神淡路大震災から14年 地震とデマを考える

2009-01-17 | 日本列島の災害
 阪神淡路大震災前、まことしやかに流れていた、「関西には地震はない。」「神戸に地震はない」などというデマは、いったいどこから流れてきたものだろうか。。。。 少なくとも、こうしたデマは、被災した人々の、心理的動揺を増幅させた事だけはまちがいない。

 1983年五月の日本海中部地震の前には、「日本海に津波はない。」という情報が、学校を通じ、広く教育されていた節がある。 また、地震の前年に秋田県が出した「秋田地震対策基礎調査報告書」1982年には、秋田では地震御心配はほとんどないという、事実と異なる文章が掲載され、「俗説」にお墨付きを与えている.この地震の後、デマの調査を行った、東京大学新聞研究所の報告書には、どうしたわけか、日本海に津波なしという、官製デマについては、全く報告が載せられていない^^。

 最近では、周辺に活断層が無いとされた、日本の原子力発電所の周辺で、甚大な大地震が頻発し、原子力発電所に甚大な被害をもたらしている。
私たちは、こうしたデマの源流が、どうやら官製であることに気が付きだした。少なくとも、原子力発電所周辺の地質調査の方法や結果を、意図的に歪めてきた人たちがいたことは、確かであろう。
 ( ちなみに、アメリカの太平洋側の海岸で原子力発電所は、ロス アンゼルス周辺の一ヶ所だけで、ほとんどは、内陸に立地し、冷却には川の水を使っている。)

 元々アメリカ製の日本の原発が、なぜ、断層の連続する危険な海岸線に立地しているのか? 海外の研究者の大いに首を傾げる処であった。。。。 日本では、学問の源流である、哲学の所からが歪んでいるように思う。 とまれ、もし、皆さんの地域で、「どこそこは、地震がないから、大丈夫。」とか、おかしな言動をする学者がいたら、大いに注意しようではないか !

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