炎と水の物語 2013 Apprehensio ad Ignis et Aquarius.

広大な宇宙を旅する地球。私たちは今、どの辺にいるのでしょう. 

北海道 中央部の火山噴火史

2004-12-16 | 日本列島の災害
前回の北海道、南部の火山は縄文時代以降、長く活動を停止していて、江戸時代になり、活動を再開しました。
北海道、中央部の火山も、これと似た傾向にあり、江戸時代に入り、目を覚ました模様です。
道央で、大きな噴火活動の跡がある火山は、主に十勝岳で、大雪山.旭日岳が、江戸時代のはじめに、一度、噴火しただけのようです。
美瑛山、上ホロカメトク山、トムラウシ山は、縄文時代から、今も眠ったままです。

十勝岳は、大正15年に大噴火し、泥流で多くの死者を出しています。噴火の形跡は、地質、考古学、文献学から割り出されます。主要な地震も、年表に加えました。

紀元前240頃 十勝岳噴火(放射性炭素年代)
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   休眠期
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1650年頃 大雪山噴火(旭日岳(放射性炭素年代))

1670年頃 十勝岳噴火 以下、噴火は全て 十勝岳です.
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1856年(安政3)十勝沖に地震
1857年(安政4)噴火
1887年(明治20) 噴火
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1926年(大正15)☆大噴火。泥流により、死者不明者144名
1928年(昭和 3),まで小噴火継続。
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1952年(昭和27) 十勝沖地震 M8.2 死者28人
1954年(昭和29) 小爆発
1959年(昭和34) 阿寒湖付近に地震
1959年(昭和34) 小爆発
1961年(昭和36) 釧路沖に地震 M7.2
1962年(昭和37) ☆大噴火。死者不明者4名。
1962年(昭和37)広尾沖に地震 M7.0
1968年(昭和43)十勝沖地震 M7.9 死者52人

1985年(昭和60)噴火
1988年(昭和63) 噴火
1989年(平成 1) 噴火

1993年(平成6)北海道東方沖地震 M7.8

十勝岳の火山活動は、十勝沖に発生する地震と、関連性があるように、感じられます。

-国立天文台編『理科年表』より-
☆噴火の形跡は、地質、考古学、文献学から割り出されます。
尚、災害時のデマは、一般に「情報の不足」→「不安の深化」などから発生します。
詳しくは、カテゴリー欄の「災害時の心理」所載の参考文献をどうぞ。

拙ブログ ・阪神淡路大震災から 12年

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1 コメント

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レファレンス (Unknown)
2004-12-16 21:20:04
上富良野町のHPに、十勝岳の詳しい噴火史が、あります。

http://www.furano.ne.jp/kamifurano/tokati/

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