北海道 南部の火山噴火史

今日は、北海道南部の火山噴火について、概観したいと思います。

南から、北海道駒ケ岳、有珠山、樽前山が、主に活動しています。
北海道南部の噴火活動を、年表風にまとめると、次のようになります。
( コメント欄に地図が、有ります。 )

☆　北海道駒ケ岳の噴火
紀元前４３００年頃、
紀元前４５００年頃噴火
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休止期
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１６４０年、９４年。
１７６５年、８４年。
１８５６年、８８年。
１９０５年、１９年、２２年、２３年、２４年、２８年、２９年、３５年、３７年、３９年、４２年、
１９９６年、１９９８年。
２０００年。

☆　有珠山の噴火
紀元前６０００年頃、頃噴火
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休止期
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１６１１年、２６年、３８年、６３年。
１７４４年、４５年、４８年、６３年、６９年。
１８２２年、５３年。
１９１０年、４４年～４５年、１９７７年～８３年。
２０００年。

☆　樽前山の噴火
紀元前１０００年頃、噴火.　　
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休止期
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１６６７年。
１７３９年。
１８０４～１７年、６７年、７４年、８３～８７年、９４年。
１９０９年、１７～２１年、２３年、２６年、２８年、２９年、３１年、３３、３６年、
１９５１年、５４年、５５年、５８年。
１９７８年、１９７９年。

以上のように、北海道南部の火山は、有珠山の１６１１年の噴火まで、数千年の眠りにあったことが、判明いたします。
この他に、支笏湖に近い「恵庭岳」に、１６００年代の噴火痕跡があり、
函館に近い、「恵山」が１８４６年に噴火しているだけで、「羊蹄山」、「ニセコにも長らく、噴火の痕跡がありません。

ちょうど、江戸時代に入り、松前藩の経済活動が活発化した、１６００年代以降に火山活動が、再開したことが解ります。
はたして、人間の活動と自然災害に、どのような因果関係が有るのでしょうか。


-ご参考-　　『　火山　』 岩波選書　１９９１年.　　
火山噴火史は、文献だけでなく、地質、考古学両面から調べられているとのことです。
コメント欄に地図が、有ります。

！！（↑掲載の写真は、野呂希一氏の撮影です。野呂先生、ご協力ありがとうございました。)！！