人工股関節置換手術の痛みについて

さて、痛みです。
大抵の人の場合、痛みに我慢できなくて手術するので。
まな板の上の鯉、覚悟です。

でも稀には、「手術怖い、きっと痛い」
と言う人もいるわけで、実際にいました。
これはその人が弱虫とか言うのではない、全身麻酔下の手術初体験だからですね。

置換手術は全身麻酔下で行われるので、手術中は全く痛みは感じません。
単に、寝てるだけです…それもぐっすりとｗ
手術中に痛かったら、誰も手術は受けないってか…そんなん怖すぎ（笑）

ただ手術後は痛みます。
正直今回の私の場合、傷の痛みはほとんど感じませんでした。
前2回は、麻酔覚めたら地獄の痛みでした。
特に腹切った時は、内部炎症起こしてたのですごかった。

しかし今回、麻酔の打ち合わせの時に。
「硬膜外麻酔にしますかそれともブロック注射？」
と聞かれましてね、術後の痛みを和らげるため…これまでそんな気づかいなかった。

正直、どっちも要らんと思ったんでそう言ったんです。
点滴からの鎮痛剤で、十分だと思うって。
でも麻酔科の先生は、楽になるからとね。
脊髄あたりに針刺すのは嫌なので、ブロック注射にしました。
全身麻酔が聞いてからやってくれるって言うし。

これのせいか、術後に脚を動かせるくらい痛みはなかったです。
ただおまけの痛みは、延々と続きました。

手術の傷の周辺の炎症はかなりのもので、これが足の動きを制限。
術前から痛かった鼠径部に加えて、内転筋とハムストリングスの固まった痛み。
特に内転筋の痛みが強くて、ギクッときそうな感じ。
これまだ続いてます。

ただ私の場合、手術翌日にリハビリがあって。
でもって、マッサージの後に立ってみるかと言われて、立っちゃった。
傷は痛くないし、立つだけなら出来ると思ったんですね。
で、出来た。

これは本当に人によります。
療法士さんも言ってましたし、自覚もあるんですが。
商売柄、痛みの閾値が人より高いんです。

大体痛みって、主観的なものじゃないですか。
近頃よく、痛みの最大値を10としたら、今どのくらい？
聞かれますが、この10って感覚も人によって違います。

その人には5と感じても、同じ痛みが他の人には10だったりね。
なので私にとって、立つことが出来る程度の痛みだったんですが。
同じく片脚の股関節置換手術やった人でも、3日位車椅子だった人もいます。

なのでまあ、手術自体はもちろん痛くない。
と言うか、痛くなくするために手術してるんだと考えてください。

とは言っても、炎症とかその他で。
術後も結構痛むし、出来ない動きも大きいのは。
認めるにやぶさかではありません。

ちなみに私の場合、帰宅してから目立った痛みが。
椅子に座っているところから立ち上がる時の、鼠径部や股関節の痛み。
じっとしていて立ち上がると、これがもうグキッと激痛です。
病院ではじっとしている時間、少なかった…普通逆？

後内転筋と、ハムストリングスのガチガチがきつくて。
こっちもかなり痛みました。

カイロでかなり寛解したんですが、でもまだまともな治療は無理。
内足ダメで、後ろに足あげられないのでは、治療は半分以下。
え？一体どんなカイロだって？
うーん、何というかアクロバティックな治療ですｗｗ

座ったところから立った時のグキは、座っている間足を動かしていれば軽減。
でも流石に疲れる。

後は、YouTubeで見つけた、変形性股関節の患者の同じような痛みの緩和。←YouTubeに飛べます。
これが効きました。
立ち上がる前に、ちょっと骨盤を動かすんですがね。
これ、Grahamのロウコントラクションと同じ感覚だから。
採用決定。

サムネ回避用に画像を1つ。



でもってこの先閲覧注意。





術後すぐの傷跡。



現在の傷跡。



何で1ヶ月も経った方の傷跡のほうが、汚いんだろう？？