Kakuma News Reflector 日本語版

カクマ難民キャンプの難民によるフリープレス
翻訳:難民自立支援ネットワークREN
著作権:REN(無断引用転載禁)

2016年2月号 強盗団によるレイプ

2016年04月19日 | カクマタウンとケニア
カクマキャンプの難民女性が強盗団に襲われ、夫の前でレイプされた。

ソマリア難民の家族が恐ろしい夜襲にあい、二人の子供の母が、夫の前でレイプされた。

2015年12月11日午前3時ころ、銃と野蛮な武器で武装した強盗団が、カクマのゾーン2ブロック1セクション3の家に垣根を壊して侵入した。KANEREのインタビューに応じた家族の長の話では、突然大きな音がして、目が覚めた時にはドアが蹴られて壊されていた。

“彼等は懐中電灯で我々の顔を照らし、小さな部屋で無差別に殴り始めました。二人は銃を持ち、後の二人はナタや金属棒を持っているのが見えました。私は棒で膝を殴られ、足を引っ張られる間に、銃を持った男ともう一人が、夫を殴り始めました。彼等は、言うことを聞かないと撃つぞと脅し、夫を無理やり外に連れ出し、他の二人が交代で銃を突きつけながら私をレイプし始めました。一人が銃に弾をつめたので、撃たれるかと思い、身動きもできず声も出せませんでした。助けを呼ぶなら殺すぞ、とスワヒリ語で繰り返し脅されました。夫が家から引っ張り出されるときに取っ組み合う音が聞こえました。夫は武装した男達に押し倒され、抵抗したり仕返しをしようとしたら頭を撃ち抜くと脅されていました。

「私は夫のいるところで、繰り返しレイプをされました。強盗団は私をレイプし続け、人が代わる度に夫は床に倒されました。4人にレイプされ抵抗できずにいる間も、彼らは私を殴りました。ひどい気分で、身動きもできなかったのですが、彼らは平手や拳で顔や胸や足を殴ったり蹴ったりしたのです。恐ろしい状況の中で、その晩最後に覚えているのは、3番目の暴漢にレイプされたときに気を失ったことです。翌日の朝、私は病院のベッドにいました。“ ラティファは悪夢の一夜をこう語った。

ラティファの話では、地元の村の人間と思われる強盗団は、家にあった全ての財産を持って行ったという。家族は、配給食糧、携帯電話、ラジオ、絨毯、種々の服や靴、そのほか全てを失った。事件はOB2/11/12/2015としてキャンプに常駐するケニア警察に報告された。

ラティファの家族は、アルシャバーブの攻撃で追われ、ソマリアのモガディシューからケニアのダダーブキャンプに逃れた。その後、2009年に安全確保のためダダーブからカクマに移った。

夫のモハメドは強盗団に襲われた後、妻を残してキャンプから逃げ出した。脆弱さゆえに襲われた家族は、別の家に移動しあが、まだUNHCRによる保護は受けられていない。


【写真】 撮影者:カバタ・ボル

*名前や日付は犠牲者保護のために変えてあります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿