月は東に

Get Out Of That Rut & Savor Life

『会津斬鉄風』 森雅裕

2005-08-21 22:25:53 | Bookshelf
ひとつ前の記事で「読んだ本の内容がうろ覚え」というコメントをいただいたが、そんなものわたくしにはいくらでもございますって

これ↓もそのひとつ。
会津斬鉄風

集英社

このアイテムの詳細を見る
当時はこの↑文庫版しか書店に見当たらなかったので、即座に買ってしまったんだけど、ハードカバーの表紙の方がいいじゃん。
リンク先には在庫があるから買おうかな。

こっち↓がハードカバー。
会津斬鉄風

集英社

このアイテムの詳細を見る
刀のなかごを中心に右に土方、左は作中のある登場人物の写真(真贋は不明)。なかごには“和泉守兼定”の銘があります。


これは内容を忘れたというより、読んだのを忘れてました何故忘れてたのかは本人にもわかりません
以前windowheadさんの記事を読んだときに思い出して、実家に置いてある本の山の中から救出。以来、埃を掃って大切にさせていただいております(笑)

新選組ファン&土方ファンの方々はとっくに既読でしょうから、詳しいレビューは不要かもしれませんが、ちょっと書いておきます。

作中で出会った人々がバトンタッチするように話を繋いでいく形式。(趣は違うけど赤川次郎の『ポイズン』を思い出した)
薩長同盟、龍馬暗殺、鳥羽伏見、箱館戦争等の史実を背景に、各話毎に謎解きが織り込まれていて、人物も謎解きエピソードも短編集ながら実に魅力的に描かれています。
総司は3話目の“風色流光”、土方は最後の2話“開戦前夜”“北の秘宝”に登場。
土方は……相変わらずの仏頂面で、殆ど抑揚を感じない言葉と、眉根がちょっと動いた?くらいの表情の変化のみで、無駄がないというかスタイリッシュというか、まあ言ってしまえばカッコイイ
未読の方には思いっきりネタばれになるので書けませんが、“北の秘宝”で実に絵になる大好きなシーンがあります。その場に居られなかったのが残念でなりません(何言ってんだか
史実でははっきりしていない部分を、こういう形で魅せてくれた森雅裕に拍手喝采既読の方はどの部分かわかりますよね。
しかし、このシーンがあるにもかかわらず、なーんで読んだの忘れてたんだろ他の作品とごっちゃになってたんだろうか。

あ、書いてて気づいたけど私のレビュー読まなくても、前出のwindowheadさんの記事に飛んでっていただければ、見事に纏められたレビューが読めます(いつものように他力本願ですみません)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『秘太刀 馬の骨』 藤沢周平 | トップ | 『郵便兵と絵手紙~孫娘が語... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Bookshelf」カテゴリの最新記事