月は東に

Get Out Of That Rut & Savor Life

『ローレライ』@今池国際シネマ・4/30

2005-05-02 02:34:59 | Movie
やっと観れた『ローレライ』。オットを誘ったら観たいと言うんでスケジュール調整していたら、公開から二ヶ月近くが経っていた

役所公司がとにかくかっこよかったーーー
彼の演じるこういう指揮官モノというか、戦う男は最高
『眠る男』みたいなのももちろんいいんだけど。

あとは国村さんとピエール瀧が
ピエール瀧には驚いたよ!出番多いしいい役どころだし結構上手かったりで。
電グルもミラクルさんも吹っ飛んでしまいました。

パウラ役の女の子もよかったです。彼女はこれからばんばんオファー来そう。

CGやセットやその他特撮についてはツッコミ処満載だけど、日本映画にしては頑張ったんではないかと思う。潜水艦の内部なんかよくできてたし。ただ“あれもやりたいこれもやりたい”で詰め込み気味だったのがおしいかなあ。でも一生懸命、いいものを作ろうという意気込みは充分感じることができました。
2時間8分が長いとは思わなかったのは、意外とテンポがよかったからか。

最後のシーンだけは、取って付けたような感がなくもないんだけど…。
とにかく前情報殆ど仕入れずの鑑賞だし、原作は読んでないしであれこれ言う資格はございませんが、ラストはもう少し工夫していただければ……それまでの様々な場面がよかっただけにね、ちょっと残念。

結論として、戦争ものというよりは純粋なエンターテイメント作品として観れば、すごくいい作品だと感じました。反戦メッセージも強いわけでなく、最後まで娯楽に徹した潔さは見事では?


★余話1
「ローレライシステム」自体の設定イメージとしては、第一次世界大戦の雰囲気なんだけどなー。潜水艦もソナーも魚雷も既にあったし、当時のヨーロッパはオカルトブームで時代背景は問題なし。(このシステムってオカルト一歩手前)空中を複葉機が飛び交い、海中をアンティークみたいな潜水艦が進んでいく中、「モーツァルトの子守唄」が流れるのを想像してみたら、自分的にハマりすぎてしまったんで……。
でも第一次じゃ日本軍がこれ使う意味ないですすんません。

★余話2
折笠(妻夫木聡)の故郷のイメージで大浦天主堂(と思う)が映し出されたとき、「うわあざといー」と思ったが、ちゃんとパンフに故郷は長崎って書いてあった

★余話3
“朝倉(堤真一)が反逆を起こした理由が明確じゃない”とか“原爆は海に落ちても大丈夫?”(←これはなんとなくわかるけど)とか説明不足や勉強不足なところは、原作読むしかないなー。でも『亡国のイージス』先に読まなきゃ
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