月は東に

Get Out Of That Rut & Savor Life

『間宮兄弟』@MOVIX三好・6/2

2006-06-13 03:01:38 | Movie
オットが塚地&中島みゆきファンのためぜひ観たいとのことで、つき合わされました。(『RENT』が結局1回しか観れてないっつーのに)蔵之介さんと塚地が兄弟ってありえねーとか思ったけど、これが意外にしっくりはまってて違和感なし。

『間宮兄弟』公式

これ大ヒットなんだ。
そういや、レイトショーなのにほぼ満席だったわ。
殆ど情報なし(もちろん原作未読)で観てたら、常盤貴子が出ててびっくりーー


いい年こいて、仕事以外いつも仲良く一緒って兄弟を、キモく無く純粋な少年のように描き、あの蔵之助さんとドランク塚地が本当の兄弟のように思えてしまった脚本と演出はナイス
実際、あんな兄弟がいたらキモいこと間違いないんだけどねえ(笑)
嫌な印象は全然ありませんでした。

ストーリーには大きな展開がないけど、押し付けがましくなくて良かったのかもしれない。
肩の力を抜いてゆる~く楽しめるコメディーですね。


ただ、冷静に考えると現実はもっと厳しいのかな、と。
今時の男性で同性の友人や兄弟との関係は作れても、女性との関係が作れないってひと多いんじゃないかなあ。女性へ無関心というか、関係することに対して希薄だったりって、繁殖能力&意識の低下を窺わせる。
そうなると、ある意味男でもなく大人でもない。
間宮兄弟の関係を女性が見ると笑いで済んでも、男性が見るとゲイっぽい嫌悪感を感じる人もいるのかもといっても、そういう部分が描かれてるわけじゃなく、とっても仲がいいだけの話なんだけど………。
じゃあ彼らの“男性”な部分はどうなんだっていうと、映画ではまったく触れてません。
“男性”な部分を出したら“間宮兄弟”じゃなくなっちゃうけどさ
こういう男性が増えてると思われる反面、いつの時代も変わることなく、女性は大人へと成長していきます。映画の中でもね。

女性が強くなったって言われるけど、女は昔から強いのよ(笑)
“少年のこころを忘れない”ならまだしも、“子供のまんま成長できない”ってオスが増えただけの話。

あらー、映画の感想じゃなくなっちゃった



★余話1
横一線に並んで線香花火とか、2人の自転車シーンに東京名所のナレーションがかぶるのとか、独特の擬音とか森田監督自らセルフオマージュですか?(『家族ゲーム』『の・ようなもの』…etc)
森田監督ファンにとっては嬉しいことなんだよね?


★余話2
中島みゆきがボウリングですっころんだのは、素で転んだに違いない。絶対。
彼女のみ専属メイクさんがメイクしてます。流石です
彼女ももう5×歳だから、間宮兄弟の母親役でも全然おかしくないんだよねえ……。


★余話3
新幹線の操車場シーンが妙に暗かったのは何故?
フィルターで黄昏時を表現したかったのかなー。
CGでもうちょいなんとかなったと思うんだけど……予算の都合?(笑)
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