ジオパーク(英: geopark)とは、地球科学的な価値を持つ遺産(大地の遺産、ジオヘリテイジ、英: geoheritage)を保全し、教育やツーリズムに活用しながら、持続可能な開発を進める地域認定プログラムだそうである。ジオパークは、地球・大地を意味するジオ(Geo)と公園を意味するパーク(Park)とを組み合わせた言葉である。・・「地質公園」という表現を用いる国や地域もあるが、これは誤訳である(ウィキペディア)とあるのだけれど、地球科学的な価値が地球内部の様々な活動の痕跡などが地表からも窺えることを意味するとしたら、地質学的に面白い所と言えるだろうと思うのだ。そして、日本列島ほとんどジオパークと言えるような地域ではなかろうが。海岸線のほとんどはリアス海岸と言っていいし、日本ほど火山活動が盛んで温泉の多い所もめったにないだろう。ついでに言うと地震のリスクが高すぎるという難もある。
玄武洞は城崎から円山川沿いに4~5キロ程南に行ったところにある。
玄武岩は火山岩が固まった岩石だという。その名前はどうせ明治時代の訳語くらいに思っていたが、この玄武洞に由来すると知った。 江戸時代に柴野栗山が洞窟の石の印象から、あの亀と蛇が合体したような「玄武」を連想し玄武洞と名付けた。明治時代に同じような石を玄武岩と呼ぶことになったとか。
洞窟になっているのは採石の跡だそうだ。現在工事中であまりそばへは寄れなかったが、それでもなかなかの迫力。
階段に使われている石も玄武岩で、なるほど亀甲模様に見えなくはない。
節理といえば越前海岸の東尋坊の柱状節理だが、あれは安山岩だったはずだ。
玄武洞ミュージアムも面白かった。
岩石・地質関係だけでなく古代象ステゴドンの化石模型がある。2階には恐竜の化石もあるがほとんどレプリカだが、中には本物もある。岩石の標本がたくさんある。
但馬は鉱山も多いらしい。知っていたのは、生野の銀山だけだったけれど。