城崎から北西へ、山陰の海岸に向かう。複雑に入り江が入り込むリアス式の海岸だ。
淀の洞門 豊岡市竹野町付近
更に西へ 餘部に向かう。
餘部(あまるべ)というどこか奇妙な響きの地名を知ったのはいつのことだったか、大きな鉄道事故があったのである。冬場だったのだろうか、日本海から吹き付けた突風が、高い鉄橋の上を走る電車を吹き飛ばし、鉄橋は壊れ、電車は落下した。そんな事故だった。
今見れば、鉄橋はコンクリートの橋梁に替り、ガラス張りの空の駅があり、橋梁の下には供養仏も建っている。
高速道路などの高い橋脚も珍しいものではなくなったので、それほどの驚きはない。しかし明治の鉄道工事、橋梁建設はどれほど困難なものであったか
鉄橋はできてもこの集落は長らく駅もなく取り残されていたらしい。
クリスタルタワー(空の駅)へ登ってみる。
古いレールも一部残してある
空駅から東方面 奇岩の海岸線が続いている