ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

今日もまた

2020-07-08 | 考え方

alltimeshortstories.com

 

 

昨今のニュースを見聞きするだけで、ストレスになるのは全世界の人々も同様だと思う。長引くウイルス禍、自由行動の制限、合衆国では、人種差別への不満が一気に噴出し、それがますますウイルス蔓延を助長し、心は荒み、まるで油の切れた機械のように、回るものも回らずにバラバラになりそうな気配。

 

そんな世相の中で、今日もまた、必死に患者と向き合い、命を守ろうと身を投げ打つように働く医療関係者。毎日どれだけ心身ともに疲弊することだろうか。あるいはUPS(United Percel Service=合衆国の配達会社)の運転手さんや、アマゾンのヴァンに乗り、今日もあちらこちらへ品物を配達している運転手さん。グローサリーストアでせっせと品物を棚に並べる店員さん。炎天下、野菜・果実を収穫・出荷する季節労働者のみなさん。スペイン語で「今日も昨日と変わらず、ただ働くのみですよ、」と日に焼けた顔に溢れるばかりの笑顔で畑で収穫したキャンタロープを箱に入れながら言うヘスウスさん。

 

そうだ、ストレスになる、とまるで雲の上にいるかのようなことを漏らす私に、何がわかると言うのだろう。頑張るしかないのだ、今。

 

*******

 

美しい街の真ん中に、美しい大理石タイルの床と巨大な大理石の像が展示された美術館がありました。世界中から多くの人々が毎日博物館を訪れ、美しく彫られた像を賞賛しました。ある夜、大理石タイルの床が大理石の像と話し始めました。

 

大理石タイル床:ねえ、彫像さん、世界中の誰もが私を無視して私を踏みつけながら、ここに来てあなたを賞賛するのは公平ではないと思いませんか?

 

大理石像:親愛なる兄弟、大理石タイル君。私たちが実際に同じ洞窟に住んでいたことを覚えていませんか。

 

大理石タイル床:はい!覚えていますとも、だから私がさらに不公平だと思う理由ですよ。私たちは両方とも同じ洞窟から生まれましたが、今では世界は私たちをとても異なって扱います。これは不公平です!

 

大理石像:はい、君の言うことは正しい。でも、彫刻家があなたに働きかけようとしたのに、君は彼の道具に抵抗したあの日をまだ覚えていますか?

 

大理石タイル床:はい、私はその男を軽蔑しています。どうして彼は私にああ言う厄介な道具をあてがおうとしたんでしょうね?

 

大理石像:ええと、君が彼の道具に抵抗したので、君に取り組むことができなかったんですよ。彼があなたをあきらめることに決めたとき、代わりに彼は私に取り組み始めたんでした。彼の努力と試みの結果、私は自分が何か違うユニークな存在になることを直感したんですよ。私は彼が私に使用したすべての痛みを伴う道具に耐え、彼が望むように私を作ることを許したんです!

 

大理石タイル床:だけど、それらの道具は非常に苦痛でした。

 

大理石像:兄弟、人生のすべてに価格があります。あなたは抵抗することに決め、途中で諦めたので、今あなたを踏んで行く人を責めることはできませんよ。

 

大理石タイルの床は兄弟の言葉を静かに聞き、それについて考え始めました。

 

教訓:人生で物事に打たれるのが激しく、強いほど、より多くのことを学び、将来的にそれらを使うことができる。 挫折や失敗に落胆せず、より良くなるように努めることである。

 

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