11月22日9時44分に732gで産まれたD君
保育器の中ですくすくと育っています。
D君のママSさんが11月12日に入院してから
私も一日おきに病院にお邪魔して
顔や体をマッサージしながら共に語り合ってきました。
入院した日にSさんの状態に対して筋反射で合わせてカードが下記でした。
(平安への踏み石)Stepping Stones to Peace
自分自身を信じなさい
それがどんなに遠く感じようとも
私たちには自分の目的を達成させることのできる
無限の可能性があります。
目指すところに向かって現実的な踏み石を置きましょう。
そして日々次の石に渡るように挑戦しましょう。
一番重要な事は自分自身にがっかりしないことです。
もしいつか自分が目指している状況が半分しか進んでないか
もしくは全く進んでないと思われたとしても
それに近づいているのです。
このカードの内容知ったとき、
メッセージの意味が理解できなかったのですが
でも、すぐにこのカードの意味が見えてきました。
妊娠高血圧症で入院したSさんの症状は
体がむくみ、胃がむかつき、食も進まず、眠れない
カードの内容の通り、一歩一歩なんだ~ということを知ったからです。
状態は日々ひどくなり
11月22日朝、血圧230/120となり出産となりました。
主治医の話によると妊娠高血圧症は出産するとよくなるということでしたが
出産後もSさんの血圧も下がらず
体のむくみは引かず、食も進まず、眠れない
10日間以上もろくに食べていないのに
体の中に水が多くたまっていたらしく
7キロも体重は増えている状態でした。
3日前に会った時には、足のむくみがひどくて
リンパマッサージとタッチフォーヘルスのバランス調整をさせてもらいました。
一発調整ポイントが「肝」
調整しながら肝に対してのイメージを
メタファー(暗喩)的に投げかけてみました。
調整後、「肝」のエネルギーが整ったら、
流れるように他の弱いエネルギーラインも整い
感情が全て流れ出したようで気持ちよかったです。
Sさんはどんな状態でも、常に自分気持ちに向き合うことは
止めなかった。
辛い体の状態にドンドンなっていっても
自分を客観視し、今の自分から感じるメッセージを
しっかりキャッチされていました。
自分に起こる感情としっかり向かい合うことが大切だと
しきりにおっしゃっていました。
明日から私が東京に出張なので
今日の夕方病院に伺いました。
今日、初めてD君を保育器から出して抱っこしたそうです。
そういうケアをカンガルーケアというそうで
ネーミングがまたかわいい。
カンガルーケアでお母さんに抱かれることで
小さい赤ちゃんの成長が進んでいくそうです。
D君の成長は明らかに早い。
D君はママが搾乳したおっぱいを綿棒にしたらせて飲むのですが
1日1mlからスタートして今2mlに増えたそうです。
毎日少しずつ成長して見た目も大きくなっていました。
今日、Sさんの顔はいつものように元気な笑顔。
心配だった足を触ってみたら、
すっかりむくみが消えていました。ビックリ・・・
夕食のあじのフライもしっかり食べて
トイレ行くのもおっくうになるくらい眠い
という状態になったそうで
この2日間で大きく変化していました。
ヘム鉄とビタミンB群は食欲がない中でも
がんばって摂取されていました。
人は、眠る・食べる・排泄する
当たり前に行っていることだけど
バランスを壊したとき
心身を立て直すための大きな目安になります。
眠るのにもエネルギーが必要だということをお話し
がんばって食を進めていただくために
消化剤を病院からもらって飲むようにしてもらい
眠れなかったら眠剤、おしっこが出なかったら導尿
便秘になったら浣腸
お薬の力も借りながら、生理的機能をスムーズにすることに
心がけてくださいました。
そして、何よりも今自分に起こっている肉体と精神を通して
常に自分との向かい合っている成果が、
着実に目に見えてきました。
大変な出産を終え、D君の成長と共に母にも起こる苦痛が
気づきとなり、変化を起こしたように感じます。
3日前までは、退院しても体力がついていかないと
心配されていましたが
月曜日には退院されることに決まったそうです。
いつもより軽快にニコニコしながら、
Sさんは片手でくるくるレイボーを回しお話されていました。
私も明日から安心して東京に向かえます。
過酷な中、自分に向かい合う勇気と行動を
今回教えてもらいました。
D君のフェイシャルリフレクソロジーをする日が待ち遠しいです。