半身麻痺の状態で日々を楽しんで前進している片平智子のブログ

2011年に、左半身麻痺になり数多くの葛藤も乗り越え、本当に好きな事をやりながら、日々を楽しんでいるブログです

病気と向かい合う~分子整合栄養医学~

2007-01-13 19:39:04 | 気づき・感謝・感動

歳を重ねてくると、「~の病気になった」とか、「なんとなく体調が優れない」などという話を周りからよく聞くようになります。
実父を5年前に亡くした頃の私は、医療の知識もなく、ただ父の近くにいるだけで何もできず弱っていく父を看ているしかできませんでした。そんな自分がとても歯がゆかった事を今でも思いだします

日本の医療の世界はまだまだ「士農工商」の身分制度があると、ある講演会で聞いたことがあります。医師が武士、私たち一般人は農民みたいな例えでした。それは、私たち一般人が病気になった時、医者を万能な存在にしていく一般人にも問題があり、治療方法も薬も選択をせず、決まった方法で言われた通りに受けている患者がほとんどではないでしょうか?とてもとても疑問です。でも一般の私たちに医療の知識がない限り、薬や治療を選ぶ事は難しいのです。

そう思い、私は6年前から色々な療法を学び始めました。せめて身近な人に対しては父の時のような想いはしたくない!私の存在でできるだけ安心した治療を受けられるようにしてあげたい!
その大きな一つが分子整合栄養医学に基づいている「分子整合栄養学」です。その中でカウンセラーとしての勉強も重ね、今日に至ります。

そんな最中に、一昨年今度は義理父が大きな慢性病にかかりました。かなり進行した糖尿病です。既に勉強を重ね、治療方法も選択できるようになった私ですが、義理父が素人の私の言うことに耳を傾けてくれるはずはありません。
もちろんお医者様の言うことが一番です。糖尿病の場合、逆行した治療を受ける場合も多いので、栄養療法と併用した治療がとても大切なのですが、父もお医者様も理解されず、分子整合栄養医学の教科書どおりに、父は悪化していきました。

1年半経って、全ての病院に「これ以上何もすることはないです」と言われた父は、1ヶ月前にやっと主人と私の言葉に耳を傾けてくれ、昨日分子整合栄養医学における治療を受けることができました。

まず眼が見えにくくなり、腎不全を起こし、人工透析間近な父は、ここ1ヶ月全身がひどくむくみ、手の甲もパンパンでとても辛そうな状態だったのですが、昨日の数時間の栄養を入れる治療で手のむくみが引き、家族に少し喜びの笑みが出ました

弱っていく家族をそのまま看るしかなかった私が、積み重ねた知識と信頼関係のおかげで、義理父の治療の幅を作れたことは、本当に言い尽くせないほど分子整合栄養医学を作ってこられた方々に対して感謝の気持ちでいっぱいです

そして、知識がしっかり入ってきた私は5年前とは違い冷静で、何より病人の辛さや気持ちになってカウンセリングしていることが嬉しく思えました。
「正しい事が役に立つことではない!」5年前に亡くなった実父が私に教えてくれたことで、正しい知識を得て、心が愛に溢れ、病人の気持ちをしっかりキャッチし、今後の選択肢を明確に提案できる事が、私の目指すカウンセラーです
まだまだこれから義理父の病気との闘いは続きます
コメント
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