店内は掘りごたつ式のカウンター席が10席ほど。座敷の4人掛けのテーブルが3~4卓と貴賓席(2人掛けのテーブル席。焼物や漆器、切子ガラスの展示品に囲まれた席)。店内に入ると、元気なマスターの声が出迎えてくれる。ランチの時間帯は満席だ。
ランチは3種類。こだわり野菜が沢山の四季健康弁当(820円)、焼肉丼(1260円)、海鮮丼(1800円)。今回は、焼肉丼を注文。出来上がるとマスターが直々に食材の説明をしに来てくれる。焼肉丼に使われて意牛肉は、島根県石見で標高1,000メートル以上の場所で育ったの黒毛和牛。豆板醤とテンメン醤を使って味付けがされている。焼肉丼という響きから想像する肉とは全く異なり、厚みのある柔らかな肉(ステーキ丼のよう)がとても美味しい。お米は、奥会津産。当日朝精米して、大きな釜で炊くそう。確かに、とても甘みがある。味噌汁は、広島の有機大豆を使った味噌を使用。2種類の魚の骨を使ってだしをとっているそう。魚の骨から出る水溶性カルシウム、骨髄からでるコラーゲンが摂取できるとの説明。すっかり化学調味料のだしに慣れてしまっているが、久々に美味しいと思える味噌汁を飲んだ。副菜も沢山。からし菜はごま油であえてある。サクサクとした歯ごたえがとても美味しい。そして、ポン酢で食べるパプリカ。有機ごぼうの金平からは、水溶性食物繊維とミネラルが摂取できる。そして、小松菜の和え物と芽昆布のポン酢あえ。全て有機食材と、バランスに拘っている。まさにスローフード。
海鮮丼
一度足を運んだら、他のものも食べてみたくなるお勧めのお店。マスターの気配りも素晴らしい。1人1人のお客さんに気を配り、声をかけ、食材の説明をし、帰りには外まで見送ってくれる。味だけでなく、心惹かれるお店。
店の雰囲気:★★★★☆
盛付け等:★★★★☆
味:★★★★★
量:★★★★★
店員さん:★★★★★