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猫に腕枕

腎不全の猫と暮らした日々+

土手の2匹

2016年08月07日 | 猫の思い出話
とらちゃんがまだ1歳になる前の写真です。ももちゃんは4~5カ月くらいでしょうか。
ネガがないのでスキャナーで取り込んでみましたが
古い写真なのでポツポツと白いシミがあるのがちょっと残念。

ももちゃんを見守りながら土手を歩くとらちゃん。
焼きもち焼きで怒りんぼだけど、ももちゃんの面倒をよくみてくれた良いお姉さん猫でした。


昨日はとらちゃんの命日でした。
最近時々買っているBon Marcheという花屋さんの薔薇。
オールドローズっぽい薔薇や香りの高い薔薇のほか
ラズベリーのような実がついたものやハーブ等もあって、品揃えが凄く好み
今回、薔薇といっしょに買ったハーブ(名前忘れちゃいました)がとても良い香りで
暑苦しい夜もその香りで和ませてくれます。




コメント (7)
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申し送り

2016年06月25日 | 猫の思い出話
とらちゃんがいた時、腕枕で寝るのはとらちゃんだけでした。

ミニはいつも自分の猫ベッドで寝ていて、人間と一緒に寝ることはなかったので。

とらちゃんがいなくなってから、ミニはたまに腕枕につきあってくれることはありましたが
やはり寝るのは自分の猫ベッドでした。
我が家では1匹につき1個の猫ベッドを用意していましたし
超が付く甘えっ子のコブちゃんがよく私と一緒に寝ていたからかもしれません。


そんなミニでしたが去年の9月からよく一緒に寝るようになりました。


ずっとこの体勢で寝ているわけではありません。
朝にはミニは自分の猫ベッド(猫こたつ)に戻って寝ていました。
そういうところもとらちゃん、コブちゃんと同じ。
申し送り?「寝相が悪いから、寝入ったら自分のベッドに戻るのよ!」



膝の上に乗りながらお猪口でお水を飲むコブちゃん。


コブちゃんは腎不全だったので、高濃度水素水(スパシア)というものを毎日飲ませていました。
お猪口で飲ませていたのは、水素はパウチから器に移した途端どんどん抜けていってしまうため
常に入れたてを飲み干してもらう必要があったからです。


甘えっ子のコブちゃんは、お猪口で口元まで出前してもらったお水を飲むのが気に入って
ゴキュゴキュと何杯も毎日膝の上で飲んでくれていました。
いや、何も膝の上に乗らなくてもいいのですが、膝の上で飲むというのが好きなコブちゃんでした。

ミニは、コブちゃんが膝の上で飲んでるところをじっと見ていることがあったので
たまにミニにもあげてみましたが、
フンッ!って感じで、いつも顔を背けて完全拒否でした。

そんなミニでしたが、お刺身や焼き魚を食べてもらうのに
手のひらの上でほぐして口元まで出前したり、豆皿に乗せて口元まで出前したりしていました。
そうすると、ただ目の前にポンとお皿を置くよりも、ずっとよく食べてくれたからです。
なのでそれが毎日の習慣となったのですが、
いつの間にかコブちゃんのように、ミニは膝の上に乗って食べるようになりました。
水素水が鯛や鮪になっただけで、コブちゃんと全く同じ。
申し送り?「膝の上で食べてあげて!喜ぶから」

ちなみに人間の目覚まし係は、ももちゃん→コブちゃん→ミニちゃんと引き継がれました。
賢いとらちゃんは、アラームが鳴ったら人間は起きると熟知していたので
人間と一緒にアラームが鳴ってから起きる子でしたが。

うちの猫は、とらちゃん以外はみんな猫の方からうちにきました。
だからとらちゃん以外はみんな年齢不詳。
でもみんないい子の可愛い子ちゃんでした。
コメント (2)
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子猫の思い出

2007年06月19日 | 猫の思い出話
春から初夏は子猫の季節。
とはいえ今年はいつも以上に子猫の里親募集が多いような。
どの子にも優しい里親さんが見つかりますように

今はデカ猫ばかりの我が家だけど
昔は子猫もいた。
ちょっと紹介。


ルネちゃん(♂)。
炎天下に土手の草むらに捨てられて
キューキュー鳴いていたのを保護した時は手のひらサイズだった。
ご覧の通りの愛くるしさですぐに里親さんが見つかったので
うちにいたのはわずかな間。
その間はももがお母さん代わりをやっていた。
そうそう、里子に出したゆずが出戻って来てしまったため
本当はもう少し大きくなってから里子に出すはずが
我侭を言って早めにもらってもらったのだった。
ゆずと入れ替わるように出て行ったこの子は
今も里親さんの家で元気に暮らしている。



ネコちゃん(♀)。
この子は、とらと夜のお散歩中に突然土手からやって来て
私の脚にまとわりついて離れなかったため保護。
生後6ヶ月くらいだったと思う。
けっこうなお転婆さんのため
とらは激怒りするし
ももは怯えて逃げ回るし
保護中はミニ台風が家の中にいるようだった。。
それでもやっぱり美猫は得♪
すぐに里親さんが見つかった。
既にネコ2匹を飼われているお家へ行ったので
先住の猫達(♂)と仲良くできるか心配だったけど
紅一点と言うのがよかったようで難なくなじんだらしい。
相性っていうのはあるのよね。
もちろんネコちゃんも里親さんのお家で今も元気に暮らしてる。

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[おまけ]
保護したばかりの頃のゆず↓
背骨が浮き出てお腹がペッタンコに見えるくらいに痩せていた。
かなり汚れていたので、すぐにシャワーしてストーブとドライヤーであたためた。
たぶん3~5歳くらいだったと思うけど、ホントは幾つだったんだろう?
オトナ猫の年齢はわかりにくい。
そしてオトナ猫の里親募集は難しい。
ゆずの里親募集は長期にわたった。
が、長くかかっても里親さんが見つかったからスゴイ!
が、もっとスゴイのは出戻って来たこと!
赤い糸で結ばれてたとしか思えない(笑)


保護したばかりの頃のミニ↓
生後6ヶ月くらいだったと思うけど
ゆずと違って痩せてもいなければ汚れてもいない状態で
庭で鳴いていた。
だから最初は飼い猫が遊びに来てるのだと思っていたのだけど
あまりにずっといるので(1週間)
我が家の庭を狙って捨てられたのではないかと思う。
暫く里親募集をしたけれど
何故か里親さんが見つからず(こんなに可愛いのに!)
うちの子に。


とらとももの子猫時代の写真もあることはあるのだけど
デジカメではなく普通のカメラで撮ったものばかりで
ブログに載せられないのが残念。
ああ、でも写真をデジカメで撮り直して載せようかしら。
とらは今とあまり変わらないけれど
ももがあまりに別猫なんで面白くて(^m^)
ももは生後3ヶ月くらいで家に来たのだけど
今のふくよかな姿からは想像できないくらい痩せていて
おまけに顔は逆三角でネズミ顔!ホント、別猫。

ん?うちに来た当初はももに限らず、とらもミニもゆずも小さくて痩せていたのよね。
つまりうちの子になった途端、みんなデブもといデカイ様になっていって・・・。
ということは、ももが別猫に見えるくらい丸々したのは・・
わ・私のせいかしら~(^_^;)
コメント (9)
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過去

2006年02月20日 | 猫の思い出話
うちの猫たちは、プロフィールを見ればわかる通り
とら以外は拾ったり迷いこんだりしてきた子達なので
正確な誕生日はわからない。
どんな過去があるのか、つまりどんな人に飼われていて
どういう経緯で捨てられた(迷子になった?)のか
なんてことももちろんわからない。
猫達を撫ぜ、猫達のゴロゴロという満足の声や
甘えるような瞳を見ている時
いろいろ猫達の過去を想像してしまうことがある。
想像の手がかりは、猫達の性格や癖。

例えばゆずは、猫には珍しく子供好きだった。
とらやももが子供嫌いで
甥と姪が遊びに来た時に
隠れたり逃げたりしていたのに対し
ゆずは平気で自分から近付いていき
撫ぜてもらってはゴロゴロ喉を鳴らしてた。
土手をお散歩している時も
小さな子供それも女の子を見かけると
やはり自分からトコトコと近付いて行き
撫ぜてもらっては嬉しそうにしていた。
そうしたことから、たぶんゆずは
小さな女の子のいるお家で飼われていたのではないかと思うのだ。
ゆずは家に来た時、ボロボロの赤い首輪をしていて
骨と皮ってくらいに痩せて汚れていたのだけど
去勢はされていなかったから
もしかしたら捨てられたのではなく
恋の季節に遠出をし過ぎて迷子になってしまったのかもしれない。
ただ、独りにされるとギャウンギャウンと泣き叫び
お留守番さえ出来なかったことを考えると
引越しか何かで置いてけぼりにされたのか・・・
なんて想像もしてしまう。

ミニは、生後6ヶ月位の大きさの頃に家の庭に出没するようになった。
すごく懐っこくて、私を見かけると駆け寄ってきて
しゃがむとすぐに膝の上に乗ってゴロゴロ喉を鳴らした。
豹柄の首輪をしていて、特に痩せてもいないし汚れてもいなかったから
どこかの飼い猫が遊びに来ているのだと最初は思ってた。
でも1週間ずっと家の庭にいたから、さすがにおかしいと思って家に入れたのだ。
ご飯をあげると凄い勢いで食べたし、その後外に出しても
すぐに「入れてー!」と帰ってきたから、やはり捨てられたと考えるのが妥当だと思う。
もちろん迷子の可能性も捨てきれないので
保健所にはすぐに連絡したし、近所の動物病院にもポスターを貼らせてもらったし、管轄の警察にも連絡して「遺失物預かり」として登録もしてもらった。
ゆずの時ももちろん同様の手続きはしたけれど
ゆずの場合もミニの場合も飼い主さんは現れなかった。

同じように拾われた猫でも
ミニはゆずと違って何だか坊ちゃん坊ちゃんしたところのある猫だ。
食いしん坊ではあるけれど、他猫のご飯を奪ったりはしない。
(ゆずはよく他の猫のご飯を奪って食べていた
ゆずとはがっつき方が違ってた。
これはたぶん、ゆずの方が放浪していた期間、飢えていた期間が長かったからだろうと思う。
ゆずは食べ物にも飢えていたし、愛情にも飢えていた。猫一倍ヤキモチ焼きだった。
ミニはたぶん捨てられてホヤホヤ(?)だったのだと思う。
あまり苦労してないから、食べ物への執着はゆずほどないし
愛情も前飼い主からたっぷり注いでもらっていたように感じる。
まあ、本当に愛してたら捨てたりしないとは思うけど
捨てられるまでの間はとにかくすごく可愛がられていたんじゃないかと思う。
ミニは甘ったれだけど、ゆずのような愛情に対する飢餓感がないし
優しくておっとりしていて
「僕は後でもいいですよ」って譲るということを知っている。
性格といってはそれまでだけど、なんだろう
ゆずとは違って(すまん!ゆず)
育ちの良い猫っていうか満たされて育ったから飢餓感がないって感じなのだ。

ゆずのことを思い出すたびにいつも思うのは
私はちゃんとゆずの飢餓感を満たしてあげられていたのか
ということ。
虹の橋に行ったらゆずに聞いてみようと思う。

ちょっと話がずれてきたので元に戻そう。
ももは、生後3ヶ月くらいの時に拾った猫で
ももの場合「貰って下さい」って紙が箱に貼ってあったから
迷子ではないのは確かだ。
ミニと同じく、捨てられた猫だけど
飢えたり苦労した期間がほとんどないせいか
おっとり優しい性格だ。
でも、お嬢って感じはない。
それはたぶん、とらと比べると躾がされてない猫だったから
そう感じるんだろうと思う。
とらは生後4ヵ月頃雑誌の里親募集で貰いにいった猫で
お母さん猫と飼い主さん一家にしっかり可愛がられ躾けられた猫だった。
だから、テーブルの上に上がってはいけないということも知ってたし
ご飯もがっついて食べないし
人間のモノを欲しがったり盗み食いしてはいけないってことも知っていた。
一方ももは、私がハムサンドを食べようと
ビニールをガサガサさせて開けた途端、ダーーッと駆けてきて私の胸まで上がり
ハムサンドにかぶりついたことがある(笑)!
ももの前飼い主はサンドイッチをあげてたのだろうか?
テーブルの上だってなんだって構わず上がってしまうし
人が食べているものには無茶苦茶興味を示す。
(盗み食いはしないけど)
ま、お嬢ではないけど、性格は良いし愛情に対する飢餓感はないから
猫の飼い方を良く知らない人が飼っていた猫なのかもね・・と想像する。

こんな風にいくら想像しても
真実はわからない。
また意味もない。
でも猫と一緒にまったりくつろいでいると
ふと思ってしまうのだ。
こんなに愛情深く暖かい可愛い生き物を捨てられるのかなぁって。
この子達にはどんな過去があるんだろうって。
どんな過去があるにせよ、こうして家の猫になったのはきっと縁があるからで
縁があるからには元気で長生きして欲しい。
ずっと私のそばにいて欲しい。
家の子になってくれてありがとう。
ずっとずっと離れないでね。(←無茶言いまくり)

雨の日の猫はとことん眠いらしいけど
雨の日の人はとことん感傷的になるようだ。
コメント (4)
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