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ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

朝鮮総連に支払い命令 揺れる在日社会

2007年06月19日 | Weblog
 朝銀へ1兆4千億円の日本の税金投与が成されたが結果破綻し、このたび総連に対し支払い命令が出された。中央本部のみならず、全国各所の支部、本部が今後差し押さえの対象ともなり、その活動拠点を失わせる目的を、日本政府は改めて拉致問題を浮き彫りにさせるための強い姿勢で臨んでいる。
一方、民団では、昨年の和合に取り組んだ、河前中央団長を除名処分とする発表を行い、日本政府に対しての方針に歩調を合わせるような格好となり、北への圧力は結果、足元の在日からとも言うべく、在日は政治の狭間、南北の狭間へまた引きずりこまれて、一時代前に戻った感がある。

特に昨年の和合問題にあってはあわてたのが日本政府。すぐさま、民団にも政策的圧力をかけてきた。そうして現在の反体制派の鄭体制を擁立し河団長を失墜させて、民団への懐柔ができるようにした。
これには、利害が伴う一部韓国商工人の判断が大きな影響力が伴った。
今の韓国政府のいう親日派とでも言うべく者が影で動いたと見える。

結果とし、現民団は対北融和政策を取る韓国政府と一線を画し、本国との関係はこれまでと違った冷ややかなもので、現団長の鄭進氏は就任後政府との会見すらも果たしていない。

こうしてみると南北の狭間で翻弄し、日本社会で権益問題を抱える在日の未来を真に捉える拠点がここで消えていくきっかけとなるようで、今話題の映画「パッチギ」に流れる曲イムジン河に改めて感慨を持った。