☆どのみちこの道!☆

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日常+本や映画の感想を思うままに綴っています。

闇の守り人・・・・・上橋菜穂子

2007年09月02日 | 
25年前、王の陰謀により、父を殺され、命を狙われるバルサ。
そのバルサ守るために、全てを捨てて守ってくれた養父ジグロ。
前作でチャグムを守ったバルサは自分とジグロを重ね、過去を見つめなおす為に故郷のカンバル王国に帰る。
だが、王が死に、25年経った今も、いまだに過去の陰謀が渦巻いている事を知る・・・・
「守り人」シリーズ第二弾。


感 想


「精霊の守り人」でバルサの回想などで、何度も思い返されるジグロ。
すでに故人ですが、とても大きな存在でした。
今作はそんなジグロの、より詳しい過去が語られます。

バルサが故郷に帰ってきた事によって動き出した、さらなる陰謀と巧妙な罠に、バルサはどう立ち向かうのかハラハラドキドキしました。前半、誤解うけまくりで、故郷の人達に、ジグロ一人が極悪人のように思われてたのが、読んでて本気で腹立たしかったです!

そして、過去と向き合うバルサは、自分の心の中に隠れていた闇の部分、ジグロの心にも触れる事になります。激しいです。これは、オバチャンは胸が熱くなりましたよーー。うぅぅ、これ以上なんて書いていいやら。ネタバレしそうだわ

風景の描写や闘いのスピード感もさることながら、読んでる方も背筋が伸びるお話でしたさて、もっかい続けて読もうっっと。