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RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

RC-NET STAFFによる、日常の些細な出来事から、お知らせまでいろいろなぶろぐ。

宵っぱりに見た、感謝

2009-11-22 04:21:29 | スタッフ雑感
先日、宮部みゆきの本を読んでいたら、
「私、宵っぱりなんです」という言葉が出てきました。
残念なことに、これまで私の頭の辞書には、この言葉がありませんでした。
宵っぱり。
用は、夜更かししてる人とか、そんな意味ですが、
なんだか、ちょっと、その響きにキュンとしてしまいました。
なぜでしょうかね。
まぁ、どうでもいい話なんですが。

とにかく、今の私が宵っぱりです。

今週はRCSNK再開の為のいろんなことをいろいろしました。(笑)
事務手続きから始まって、次なる事業のためのエトセトラ、です。

その間に、ホームページを見ての、嬉しいメールもいただきました。
やっぱり、やっていいんだなぁ、と、感慨に浸ってしまった。

そして、なぜこんな時間に起きているかと言うと、
寝ていた私の耳元で、一件の電話が鳴り響いたからです。

実は今、イラストとデザインを友人に頼んで、RCSNKのチラシを作製しているところなんですね。
イラストはNobbyさんという、イラストレーターの方に。そして、デザインも印刷関係の職場に勤める友人M君に頼んでいます。
現状は、イラストを仕上げて貰い、私の方で文書の原案を用意してM君に渡したところでして、
それを受け取り、この休み中に仕上げてくれる、と言っています。
その関係の電話だったのですね。
「あ、起きてたんや」
という言葉に「いや、寝てたんだけど」といいつつ、
仕事で忙しい毎日の中で、こうして「宵っぱり」になってまで(笑)頑張ってくれている友人に、
感謝以外の言葉がありません。
ほんまに、支えてくれる人の暖かさが、身にしみて、有り難いです。
チラシは近々みなさんにもお見せできる状態になると思います。
まだ、印刷費用が確保できていないので、データで、ですが・・・(笑)

RCSNK再開します!と宣言するまでは、
こんなにみんなが助けてくれるとは思っていなかったのです。
恥を忍んで「こんなことやりたいと思ってるんだけど、協力してくれないかな?」
と言ってみたら、
「おーえぇでー」
「会員なるわー」
「あんたがいうなら、やったるわ」
と、声をかけてくれました。
正直期待していなかったし、逆に「また言うてるわ」とか否定的に受け止められるんじゃないか、とか、
いろいろ考えていたんですね。
でも、みんなは暖かかったです。
VIVAですよ、もう。

これまでの経験から、どうしても自分を卑下する癖が出てしまったり、
一人で一人になってしまったり、
逆に言ってしまって心ない言葉に傷ついたり、
でも、それでも歩みを止めないことで出会える最高の友という存在が、
きっと誰にでも、作れるのだと思います。

アントニオ猪木の名言を思い出しました。

この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。

危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となる。

迷わず行けよ。行けばわかるさ。



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第二の誕生日。

2009-11-21 11:56:16 | 事務局より
1998年の12月、レイプクライシス・サバイバーズネット関西(略称:RCSNK)は誕生しました。
性暴力被害に関する情報の希薄さ、どうにか、サバイバーに対して正確な情報を届けることは出来ないかと、
とにかく必死で、「レイプ」という言葉で検索したら、ちゃんと支援団体などにいきつけるように、と、
そんな思いでホームページを作ったと聞いています。
そして、身近な人に出来るサポート、という形でプログラム開発をして、
講座などの運営もしてきました。
私は設立当初から関わっていたのではないので、その辺の詳しいところはわからないのですが、2003年あたりから活動に関わらせてもらって、
このRCSNKでは、いろんなことを体験させてもらいました。
2006年度より活動休止になったRCSNKにも、年に何通かの体験談などが寄せられ、
ほそぼそと更新をする・・・そんな日々が続き、もうこのままなんだろうな、と思っていたのですが。

昨年、久しぶりに何を思ってか、ヤフー検索で「レイプ」と入れてみました。
そしたら、AV関係ばかり出てきたんですね。
SEOとかって知ってます?
情報化が進み、検索でトップに行くことに、企業はお金をかけています。それは当たり前なことです。
どんなに素晴らしい情報があっても、個人や、非営利団体等には、それを超す事は出来ないかもしれない。
ただ、被害者が検索をして、この結果はどうだろう?
二次被害の可能性もある。
この状態は。。。。。。そう、団体活動当初の状態と、よく似ている。

でも、10年前と、大きく違うこともあります。
それは、レイプに関する情報量、専門家、「仲間達」は、とてつもなく多くなっているということです。
サバイバーの生の声も、ちらほらときけるようになってきました。

だからこそ、今、活動を再開させようと思いました。
情報提供をメインとして、レイプに関するポータル的存在になれないだろうか?
そんなことを思っています。

そして、そう難しく捉えるばかりじゃなくて、

私たちが生きる、レイプがあったり、戦争があったり、たくさんの悲しみや、苦しみ、そして、愛もあり楽しみ、喜びもある世界で、
一人でも多くの人と出会い、
一人でも多くの人と、手を繋げるように、
とにかく今、
動きだそう。

そんな思いをもって、
活動を再開させることになりました。

2009年10月1日。
RCSNKの、第二のバースデーです。