RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

RC-NET STAFFによる、日常の些細な出来事から、お知らせまでいろいろなぶろぐ。

ポータルサイト RC-NET始動

2011-02-27 19:29:35 | 事務局より


ホームページが完成しました。

http://rc-net.info


RC-NETは、レイプ被害に関係する情報の一括化及び、被害にあった方と援助職の方を繋げる役割を少しでも担えないだろうか、そんな想いで始動しました。
このサイトの一番の特徴は、「紹介状」というシステムにあります。

レイプに関わる辛さなどを一人で抱えている人に対して、RC-NETでは簡易アンケートにより関係機関への紹介状を発行しています。
言葉にするのが辛い、助けがほしくても言い出せない、そんな方に使って頂きたいと思っています。
また、サポートをしてくれる人が身近にいる場合でも、なかなか相談機関や警察、病院などに行く際に被害の状況を言葉にして説明するのは困難が伴うことかと思います。
そんな時に、私たちのような小さな団体であっても、第三者が間接的であれ介在すること、
そして、言葉にする苦痛を少しでも軽減できないかということ、
そんなことを目指して、このシステムを作りました。

ぜひご活用いただければと思います。


また、支援に関わる組織のデータベースを公開していますが、
こちらについては現在データのアップデートを継続しているところです。
現状では、各都道府県の警察、また被害者支援センターなどのデータをあげているところで、
今後更新を続けますので、もう少々お待ち下さい。

また、このサイトは基本的に自由にリンクを貼っていただけます。その際には、リンクを張る前にご一報いただきますようお願いします。
しかし、文章等の部分転載や利用やについては、固くお断りしております。
また、脈略がない、RC-NETとは相容れないと判断される場合には、お断りさせていただくこともあるという旨、ご了承いただければと思います。

そして、RC-NETのサイトのトップページには、性暴力被害関係はじめ、
広く性について、暴力について、またアディクション関係などについても、適宜リンクを張り巡らすという構想をしています。
開始は来年度からになると思うのですが、
ご協力頂ける方はホームページアドレス等を添えて、メールにてご連絡ください。


サイトについてのご意見、ご感想など、ぜひコメント欄及びサイト内問い合わせフォームよりお送りいただければと思います。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。



RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク)
代表 岡田実穂

RC-FES 詳細きまってきたー!!

2011-02-25 19:49:41 | 事務局より


取り急ぎの簡易フライヤーつくりましたー。
ちゃんと、ちゃんとしたやつ作るからね!!(自分へのプレッシャー)

レイプ、性暴力被害に想いを向けた、
野外音楽イベント、レイプクライシス・フェス。

それってほんとに自分には関係ないことなん?
それってほんとに、
特別な人たちの問題なん?

私たちの住むこの星には、暴力が溢れかえってる。
そこで傷ついたり、傷付けたり、
どうして?ってくらい、この流れは延々と続いてるんだ。

私たちは、そんなところで、でもずっと一緒に生きてきた。
もういいよ、暴力では何も解決しないし、
誰も関係ない人なんていないんだ。

暴力なんて、手放しちゃおうぜ。

恐れも不安も、
それを、暴力にはせずにいられたら、
どんなにか楽だろうって思う。

9月10日、
大阪の空から暴力を解き放つ時。





レイプクライシス・フェス、
とうとう、場所と日時などが決まりました!!

決まったのは場所と日時だけ、とも言えます!

ここからは、みなさんの出番です。


開催まで、応援よろしくお願いします!!

ということで、チラシにも記載していますが、各種、ご協力頂きたいことが山積しておりまする。


・ボランティアスタッフ
  一緒にイベントを作ってくれる人、大募集中です。
  何が起こるかわからない、誰が来るかもわからない、そこにはきっと、多くの出会いがあることでしょう。
  みんなで最高の夏の一日を過ごそう。

・協賛、広告掲載、寄付
  性暴力被害に想いを向けたイベントを、皆さんの力で盛り上げてください。
  単発のイベントで終わらぬように、多くの方々との関わり、そしてご協力の元、
  一人でも多くの方に知ってもらいたいのです。
  ぜひご協力ください。

・各種協力
  音響設備、発電機等備品関係、イベント運営に他企画諸々、
  みなさんの知識や技術を活かしたご協力をぜひお願いします。

・出演アーティスト
  性暴力被害に対して想いをもってくださるアーティストの方々、
  うたいに来てください!! 

3/29 [性暴力への想いをつづる日] ワークショップ

2011-02-25 14:44:47 | スタッフ日記


3/29に、市民交流センターひがしよどがわで、チラシにあるワークショップをやらせていただくことになりました。
参加無料とのこと。
ぜひみなさまこぞってお申し込みくださいませ☆

内容としては、
・・・来てみてのお楽しみ。笑

それぞれのメッセージを動画作品にするまでのワークになります。
その過程に、あんなことやこんなこと。(決まってないわけでは、ない、で、すよ・・・笑)

フードアーティストのtoni(谷裕子)さんと一緒にやらせてもらいます。
なかなか見れない組み合わせ。
かなりレアな講座!かもね!

よろしくお願いいたします。


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「性暴力への想いをつづる日」

開催日時:3月29日 19:00~21:00
開催場所:市民交流センターひがしよどがわ
申し込み:市民交流センターひがしよどがわ まで、電話FAXまたは来館でお願いします。
      〒533-0031 大阪市東淀川区西淡路1-4-18
      電話:06-6321-3816 Fax:06-6321-1806
定員:20名






----<RC-NETからのお知らせ>---------------------------------------

“性暴力”に対するあなたの想い<募集要項>はこちら


2011年夏、レイプクライシス・フェス2011~手放しちゃおうぜ、暴力なんて~開催します。

1、RC-FES 開催趣旨

2、RC-FES 開催内容

3、RC-FES 協力募集内容

メッセージが伝えるもの

2011-02-20 17:14:23 | スタッフ日記
昨年末あたりから、やたらとメッセージを募集している。

今度、それに絡んでワークショップを一本、やらせてもらうことになって、
それを手伝ってもらう事になった友人とその話をしていて、あらためて、なぜ今になって「性暴力への想い」という、
ある意味ではもうやり尽くしたような、そんなものを集めて、
何を私はしたいのだろうか、ということを考えた。

SODへの寄稿文の中でも書いたのだけど、
私は、性暴力とは何か、ということに未だ答えが出せていない。
もちろん、現象としてみればそれは単純に「同意のない性行為全般」を指すと思うし、
そこにはセクシュアリティー含め、条件的な項目は必要ないと思っている。
もちろんそこには社会的に構築されたジェンダーなども重要な項目になってくるから、
それぞれへの対応が同じだということではないけれども、だ。
基本的に、何が性暴力なのか、ということでは、広義での一般的な定義付けが出来る。

でも、私にとって性暴力って何?
これには定義付けが出来ない。


私は10代の頃にセクシュアルマイノリティーの人々のコミュニティーに出会った。
その中に妙な居心地の良さを感じていた。
いろんな人がいるんだな、という安心感だったと思う。
社会的にはどの程度許容されている(許容、ということ自体が暴力的だけど)かは知らないけど、
ここにいる人がそれぞれにいろんな事を抱えていて、だからといってそれがどうということでもなくて、
それでいいじゃない、だって、目の前にいる、見えていることが私にとっての全てだし、というような感覚を、
そこで始めて得た気がする。
いいんだ、このままで、というか。
それでもどこかで、周囲の人には周囲の人なりに、まぁいろいろあるんじゃないかなっていうのを、
どことなくでも思っていられることが、
なんとなく、自分が自分でいる事を支えてくれる気がした。

その頃に出会ったのが、ぷれいす東京とかがやっていた、LivingTogether計画だった。
共生を目指すのではなく、私たちが既に共生している、今現在、一緒に生きているんだということ、
私たちって、すでに人もモノもウィルスもなんもかもひっくるめて、共生してんだよってのを、
いろんな人の言葉で綴ったメッセージを見て、
また私は安心した。

Living Togetherは、私に安心の要素を沢山くれた。

それが何故なのかな、と考えると、

身近な細々とした悩み、身近な人たちへの愛、友情、
その人の人生が左右されるような出来事、行き場の無い想い、
それらが、バクっとした枠の中に沢山あって、そっか、一つのテーマについてでも、こんなに沢山の想い、表現がそこにはあって、
正しいとか正しくないとかそういうことじゃなくて、
それでいいんだ、
と、思わせてくれたからかなと思う。

今更に性暴力ってあなたにとってなんですか?なんて聞くのは、
果たして意味があるのとか無いとか、そういう事はよくわからない。

でも私は思う。
この問題を見て行くにあたって、これ以上正しさを求め、悪しきものを批判し続けても、事態はそう変わらないのではないか、と。
もっと自分たちの心に耳を澄ませてみたいな、と。
あなたはどう思う?
私は、どう思ってる?
もっともっと個人ベースに落としていって、
もっともっと、それぞれの声を聞きたいなと思った。

その、一人一人の思いにいいも悪いも全然ないんだけども、
でも、自分の言葉で表してくれたその言葉は、どんなものであれ、
なんかの想いがあるんだよね。
それは、自分への想いかもしれんし、友達へ、恋人へ、家族へ、いっそ世界中の人へとか、
いろんな想いがある。
その想いって、やっぱりどこかで共鳴しあう気がする。
一つのメッセージでは、それは表現できないんだけど、
そうした一人一人の超個人的な想いがたくさん集まれば、
塵も積もればなんとやらといって、
おっきい想いに、昇華できるんじゃないかなぁと思っている。
しかも、すごい事に、その想いは、「塵」じゃないから、
すっごい身近なものへの想いだとしても、
きっと積もったら、
すっごいおっきい、想いになるんじゃないかと思う。

その身近な声たちは、きっといろんな人の心に届くんじゃないかなって、
私は思ったりしている。



----<RC-NETからのお知らせ>---------------------------------------

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2011年夏、レイプクライシス・フェス2011~手放しちゃおうぜ、暴力なんて~開催します。

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2、RC-FES 開催内容

3、RC-FES 協力募集内容