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RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

RC-NET STAFFによる、日常の些細な出来事から、お知らせまでいろいろなぶろぐ。

八つ当たりも必要

2009-11-28 11:31:24 | スタッフ雑感
この間、テレビを見てたら「八つ当たりどころ」という事業が紹介されてました。
B級のお皿や、出荷できないものなどを使って、それをストレス解消等のために割らせてくれるトラックがあるんです。
これ見た瞬間、
やりたーーーーい!!!と、思いました。
八つ当たり.jpg
こんな感じのトラックで、中で300円~1000円のお皿、割放題です。
これのスバラシイところは、もちろん「八つ当たり」というものに裏付けされたストレス発散法だったりをしっかり考えているというところと、
その割ったお皿(本来は活用方法がない)を一つの収益事業にした上で、その割ったお皿自体を、リサイクルしまた新しいお皿に、という環境事業としての役割も果たしている。
新しい事業モデルとして、ほんまにスバラシイ。

実は私も、同じような思いから、皿割りをしたことがあるのですが、

何故そういうことになったかというと、その頃私はやたらといろんなことに悩んで病み気味だったのですが、前RCSNK代表、現RCSNK顧問である神山がその時「皿割るといいよ」と鶴の一声をかけてきたんです(笑)めっちゃ気持ちいいで、と。
言われたからにはやるしかないということで、私は屋上に上がり、百均で購入した皿を割ってみました。

「えいっ!!」


っがっしゃああぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!


あの時の驚きと言ったらありません。
とんでもないでかい音がしたのです。
下の事務所で仕事をしていた神山氏も、これには驚いた様子でしたが、
何にもまして、私自身が驚きました。
ストレス解消どころじゃない。近所の人になんと思われるか、あぁ、早く片付けなければ・・・・
と、片付けようにも、粉々になってしまった皿は、なんとも片付けづらい。
もう、めっちゃストレス・・・・。

「もう皿は、割らない」
その時私はココロに誓ったものでした。
でも、「八つ当たりどころ」でなら、心おきなくお皿が割れますね。


なぜRCSNKブログで、ここまで「八つ当たりどころ」「皿割り」のことを書いているのかという、理由はちゃんとあります。

性暴力被害者にとっての被害というものがどういうものか、このブログでも何度か触れていますが、
やはり「自尊感情の崩壊」というものが、とても大きな問題の一つなのではないかと思っています。
それは、人に対する怒りを素直に表出することが出来ないということでもあります。

怒りや悲しみ、苦しさや言葉に出来ない様々な思いは、自分の中に留めたままでは、そのうち自らの中の毒になってしまい、
それが時として、自分自身や他者に対して、爆発的な感情として露出してしまうことがあります。
人は、そうしたマイナス感情を、ずーーっと自分の中に貯めておくということが出来ないのではないかな、と私は思っています。
これは「八つ当たりどころ」のホームページにあったことと似ているのですが、
自分自身や、人を傷つけてしまう前に、
モノに当たってみるのはいいことなんじゃないかなぁと思います。

もちろんそれが全ての解決にはならないと思いますが、全ての事には「練習」が必要です。
怒りをしっかりと放出する方法も、
自分の中にそうした感情があるということを、自分自身が噛みしめる、租借し、消化する方法も、
すぐに身に付くものではないだろうなぁと思います。
だからこそ、このやり方は「一つの方法」として、いいなぁと思いました。

まだ資金源がないので出来ないですけども、
いつかイベントの際にでも、八つ当たりどころをよべたらいいなぁ~なんて思っています。

レイプについてみんなで学んだ後に、そのストレスを皿割りで発散とか、おもしろい(笑)

ぜひ、やってみたいです。

お一人様です

2009-11-28 00:00:00 | スタッフ雑感
今日は久しぶりに家の近所に飲みに行きました。
誰かと誘い合わせて、となると市内でもやはり梅田とか難波とか京橋とかに待ち合わせて、となるので、
市内とはいえ、中心部からは結構離れた我が家の辺りで飲むときは大概一人です。
今日は、ちょっと冒険して、始めて入る店のカウンターに座ってみました。
慣れない場所に行くっていうのは、ただビール一杯でも、妙に緊張するものですよね。
そもそも「ビール一杯」を飲むためにさらっと寄ってしまう女一人をその店が受け入れてくれるのか、
いや、別に断りはしないだろうけども、浮きはしないものか、
なんやかんやと考えながらも、
勇気を振り絞って行くわけです。
「いらっしゃいませーー!」と、声がかかる。そこから「一人なんですけど、だいじょぶですか?」という。
その後、大概、
ちょっと間があくんですよね(笑)
あれ、なんでですか?これ、非常に微妙なところで、正味私の気にしすぎなのかもしれないけれど、
間が開くんです。(笑)
今日は、ずっと働いていた職場の人たちに、挨拶に行ってきたんです。
すごく楽しい職場だったし、とても勉強になったし、未だに「辞める」ということがなかなか、寂しくもあるのですが、次なる道に歩み出すということを思うと、
やはり感慨深いものがありますね。
みなさん、すごく気持ちよく送り出してくれました。
この職場での出来事は、今、私がここに立つ上で、なくてはならないものでした。
この職場でのことは、なんらかの形でみなさんにお話しする機会がもてればいいなぁと思います。実に、おもしろい経験でした。

そんなこんなで、一人飲みです。
いろいろ思うところはありますが、とりあえず、乾杯しよう、自分自身に、と思いました。

して、
勇気を振り絞って入った初めてのお店は、ゴハンもおいしいし、お店の人たちもすごく気さくで、カウンター陣とも非常に仲良くなれたし、
実に楽しい時間を過ごせました。
お隣に座っていた方が、「えーと、数ヶ月前になるんだけど、隣の居酒屋に一人で来てなかった?なんか見たことがある気がして・・・」と。
これ、なんだか恥ずかしいですよねー。
別に恥ずかしいことしてるわけじゃないけど、
一人飲みの現場を誰かに見られるというのは、妙に恥ずかしいものです。と、そのようなことを言いますとその人が、
「いや、すごくカッコイイと思いましたよ。その時も初めて来たと言ってた気がするけど、二杯かそこら飲みながら談笑して、さっと帰って行きはって。こういうことの出来る人はいいな、と思いました」とおっしゃる。
その方が私よりだいぶ年の離れた方であるのが惜しまれますが(笑)悪い気はしないものです。

また来てねーーと送り出され、
帰り道はルンルンです。

勇気を振り絞った先に、楽しい出会いがあったりすると、すごく嬉しいですね。
確かに、いくら勇気を振り絞ったところで、全然不作に終わることもあるのですが、
何もしなければ、何も起こらない、変化のないままに終わってしまうという現実もやはり、確かなものです。
いいことばかりではないけれど、
悪いことばかりでもない。
それは、続けていなければ、確かめようのないものなのでしょう。

だこらこそ、諦めきれないし、
諦めて欲しくはない。

私たちにとっての未来。
あなたにとっての、未来。


ただの飲んだくれですが、そんなことを思いながら(もう一件寄ろうかどうか考えながら)
家路についたのでした。

今日はただの日記になってしまいました。スミマセン。