公明党の山口代表が福島原発から海洋放出される「処理水」＝放射能汚染水について「風評を招かないことが大事だ。直前に迫った海水浴シーズンなどは避けた方がいい」（呆）。何の解決にもならない公明党クオリティ。
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さすが、地獄逝こう＝自国維公の一角、ゆ党から与党になりあがった公明党は一味違うなと感心しました。
岸田政権が今年の夏にも予定している東京電力福島第一原発の放射能「処理」水＝汚染水の海洋放出＝投棄について、公明党の山口那津男代表は２０２３年７月２日、訪問先の福島市内で記者団の取材に応じ
「いたずらな不安を招かないように配慮があってしかるべきだ。（海水浴の）シーズンにわざわざ排出する理由も特にない」
と言ったんだそうです。
確かに太平洋側の海岸で海水浴しているときに、トリチウム入り汚染水（他の核種が本当に取り除けているかも不明）が大量に海洋投棄されているとなると、これは実に気持ちが悪いですね。
私もちょっとぞっとしました。
福島沖から３００数十キロ、九十九里浜の海岸。確かに行く気が失せる。
しかし、海水浴のシーズンだけ汚染水の投棄をしなければ問題解決というわけではもちろんありません。
第一に、トリチウムの半減期は１２年、セシウム１３７やストロンチウム９０に至っては３０年ですから、放射性物質は海洋投棄によって日本列島の周りを、そして地球全体を周遊することになります。
第二に、放射性物質が食物連鎖を通じて生物濃縮をしていくことを忘れてはいけません。
第三に、「処理水」の海洋投棄って３０年やるんですよ。この夏の海水浴シーズンだけ避けてもどうしようもありません。
ちなみに東京電力は２０２３年６月５日に、福島第1原発の港湾内で５月に捕獲したクロソイから、国の食品衛生法が定める基準値（1キログラム当たり100ベクレル）の１８０倍となる１万８千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表しましたが、これなんかは典型的な生物濃縮の例。
放射性物質を取り込んだプランクトンを小魚が食べ、それを中型の魚が食べ、さらにそれをクロソイが食べるという食物連鎖のうちに、放射性物質がここまでの量になったわけです。
国立環境研究所動画チャンネル 『放射性物質の環境動態「放射性物質の水生生物への移行」』より
国立環境研究所 放射性セシウムが魚に蓄積しやすくなる要因はより
福島第１原発港湾内で５月に捕獲したクロソイから基準値の１８０倍の１万８千ベクレルのセシウムを検出。岸田政権はこの夏にも放射能「処理」水を海洋投棄し始める予定だが、その安全性は誰も保証できない。
山口公明党代表は
「科学的根拠に基づいて客観的に説明が尽くされることを期待したい。
根拠なき批判を招かないような丁寧な対応のうえでタイミングを計っていくべきだ」
とも語ったそうなんですが、福島原発の周りのタンクに貯められている放射能「処理」水を海洋投棄したら、海水浴をしている時だけではなくて、魚を食べる人間にも危険が生じる、というのは科学的根拠がある話ですよ。
放射能汚染水を海洋投棄するのについて海水浴シーズンを避けるべきだ、
「風評を招かないように、慌てないでしっかり説明を尽くしてほしい」
という山口代表の提案は実に公明党らしくて、この政党は絶対に政権につけてはいけない政党だったとわからせてくれました。
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公明党の山口代表は２日、東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」の海洋放出の時期について、「直近に迫った海水浴シーズンは避けた方がよい。（海水浴）シーズンにわざわざ排出する理由も特にない」と述べた。福島市内で記者団の質問に答えた。
政府は放出時期を「夏頃」としている。山口氏は、「風評（被害）を招かないように、慌てないでしっかり説明を尽くしていただきたい」とも語った。
これに先立ち、山口氏は、福島市議選の応援演説を行い、処理水に関して、「科学的根拠に基づき、客観的に安全かどうかを確かめられることが大事だ」と強調した。
処理水放出、海水浴時期回避を 山口公明代表が慎重対応要求
2023年07月02日17時17分 時事通信
山口氏は「タイミングは政府として慎重に対応してもらう。まずは国民と国際社会に対し、安全性を丁寧に説明して（理解の）浸透を図っていただきたい」と求めた。地元漁業者が依然反発していることに関しても「慌てないで説明を尽くしてほしい」と語った。
2023-07-02 配信 ＫＦＢ 福島放送
公明党山口代表 処理水放出「海水浴シーズンは避けた方がいい」（福島）
（公明党山口那津男代表）
「直近に迫った海水浴シーズンなどは避けた方がいいのではないかと思っております」
「いたずらな不安を招かないように配慮をするということは、あってしかるべきだと思います」
公明党の山口代表は、２日遊説先の福島市で報道陣の取材に対し、
海水浴シーズンに「わざわざ放出する理由は特にない」と述べ、
2023年夏の処理水放出を目指す政府に慎重な対応を求めました。
また、水産関係者には「あわてないでしっかりと説明を尽くしていただきたい」と述べました。
海外のメディアが放射能汚染水の海洋投棄を問題視している、という形で報道する毎日新聞。
村野瀬党首がいつもおっしゃっているとおり、日本の「報道業者」は実に腰が引けている。
米通信社「放射能水を投棄」英紙「漁業者に打撃」海外で否定的報道
</picture>東京電力福島第1原発の汚染処理水を、放射性物質の濃度を国の放出基準より下げて海に流すとの日本政府の13日の決定は、英語圏の報道機関も相次いで速報し、関心の高さを示した。報道内容では、放出される水の量を強調したり、地元の反対や周辺国の懸念に触れたりするなど、否定的な受け止めを強調する内容が目立っている。【和田浩明/デジタル報道センター】
経済通信社のブルームバーグは「日本が処理済みの放射能水を海洋に投棄」と否定的なトーンの見出しで記事を配信。実施は2年先になることや、処理によって放射性物質の大部分は取り除かれることに触れるとともに、政府の決定に先立って、隣国の中国や韓国が懸念を表明していたことも伝えた。
その上で、決定について「オリンピック・プール500杯分の（汚染処理）水をどう処理すべきかとの長年の議論を決着させるもの」との見方を提示。菅義偉首相が「処理水の廃棄は福島原発の廃炉にとり避けられない問題」だと発言しているとも報じた。
英紙ガーディアン（電子版）は「フクシマ:日本は汚染水を海に投棄すると発表」との記事をウェブサイトに掲載。「破壊された福島原発から流される水の量は100万トン以上になる」と放出量の大きさを見出しや冒頭で強調。「近隣国の怒りを買うことになりそうだ」と指摘した。
また、海洋放出に反対してきた地元漁業者にとって「新たな打撃となるだろう」と伝えた。
米紙ニューヨーク・タイムズ（電子版）は「フクシマの排水を海洋に流すと日本が発言」との記事で、汚染水の海洋放出は「損傷した炉心の溶融防止に使われた水の処分には最適の方法だと日本政府が指摘している」と伝えた。
しかし、ニューヨーク・タイムズ紙も地元漁業者から「激しい反対」があり、他国政府が懸念を表明していることに言及。今回の決定は、「一般の反対や安全上の心配」のため、長らく延期されてきたが、保管場所が足りなくなりつつあると指摘。菅首相が「避けられない」と12日に発言していたと伝えている。
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根拠なき批判を招かないような丁寧な対応のうえでタイミングを計っていくべきだ」
☆『海水(大気)で薄めて』放出する ＝ 『薄めずに放出する場合と放射性物質の総量は全く同じ』
科学的根拠に基づいて客観的に説明したら宮武さんが図示されている↑の結論にしかならないわけですよね。
根拠なき批判を招かないような丁寧な対応をするなら、『“海水で薄めず”に放射性物質を十分に除去してから海洋放出』するしかないですね。
タイミング…て、まさか『多くの人たちが“注意を逸らした隙”にこっそり“汚染水を放出”するタイミングのことではないですよね？！
『科学的思考』もできない、『危機管理能力』もない海洋放出をもくろむ政治家たちは全員更迭させなければいけませんね。
ただ与党にいたいだけ。
金魚のフンのように自民党に付いてくだけ。
悪政にブレーキどころか、一緒にアクセル踏むだけ。
選挙のためには悪党維新と平気で裏取引。
結局、何の役にも立たない。
創価学会とか統一教会とかカルトが政治に絡んでくると、ろくなことがないですね。