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保守的な人が野党に対してよく
「批判ばかりで具体的な政策がない」
というのですが、今の選挙運動での自民党・公明党・維新の代表者たちの言動を見てください。
自分たちが政権を握っているのにその実績を訴えるよりも、立憲民主党と共産党が中心になって野党共闘ができたのに焦ってしまって、昔ながらの反共宣伝を中心に野党の批判ばかりが先に立っています。
例えば、8年近くも政権を担当した安倍元首相は
「日米同盟は廃止、そして自衛隊は憲法違反、これが共産党の基本的な政策だ。その共産党の力を借りて、立憲民主党が政権を握れば、日米同盟の信頼関係は失われてしまうのは間違いない」
「立憲民主党は、安倍政権でつくった平和安全法制を廃止をすると言っている。この平和安全法制によって、日米は強い同盟になった。それを廃止してしまっては、せっかく助け合えるようになったのに、助け合えない同盟になってしまう。そうなれば、日米同盟はその瞬間に終わりを迎えてしまう」
というのですが、安保法制ができたのは2015年で、それまでも日米安保条約体制は何十年も続いていたのですから、安保法制がなくなったからと言って日米同盟が終わるわけがありません。
【Goto刑務所】安倍晋三元首相がまだ悪あがき。「立憲民主党と共産党に負けるわけにはいかない。負けたら日本は再びあの悪夢のような時代に逆戻りしてしまう」。はよ引退せえ。
3Aの残りもひどくて、甘利幹事長は
「世界を席巻しているスマホも、3Dプリンターも電子コンピューターも全部、日本の発明です」
「消費税はすべて社会保障に使われている」
と大嘘連発の上に、
「政府の意思決定に共産党の考え方が入ってくる。体制選択選挙だと訴えなければならない」
とウソの上塗り。
自公維の無能炸裂。甘利幹事長「消費税の使い道は社会保障に限定されている」。山口代表「共産党は天皇制を憲法違反と主張している」。松井代表「立民や共産では自民党政治をピリッとできない」
麻生副総裁も
「私たちは政権選択を戦っている。あちらは立憲共産党になっているじゃないですか。これが事実でしょう。政権選択選挙だと覚えておいていただきたい」
というのですが、共産党は立憲民主党が政権をとっても閣外からの協力。
しかも、共産党独自の政策は封印するという合意を両者はしているのですから、立憲が政権を取ったら共産主義になるみたいな批判は全くのデマで、もう妄想の類です。
自公維の反共攻撃失敗!野党共闘が成功した選挙区は5野党乱立の選挙区より勝率が3倍。立憲民主党は自信をもって共産党との協力を進めるべきだ。
公明党の山口那津男代表は宿敵共産党に対して
「共産党は天皇制が憲法違反と言っている」
と大嘘を述べていますが、憲法第1章に象徴天皇制が規定されているのに、天皇制が憲法に違反するなどという支離滅裂なことを共産党が言うわけありません。
自公維の無能炸裂。甘利幹事長「消費税の使い道は社会保障に限定されている」。山口代表「共産党は天皇制を憲法違反と主張している」。松井代表「立民や共産では自民党政治をピリッとできない」
維新の松井代表は
「外交・防衛という国の根幹の部分をまったくなおざりにして置き去りにしたまま、野合・談合の選挙互助会ですから」
と発言しましたが、維新は安倍・菅両政権にすがって大阪を支配してきて、見返りに国会で協力しまくってきたわけで、彼らの方が互助会でしょう。
大阪府知事の吉村副代表は
「ただ単に反対はダメ。文句ばっかり言ってる政党。どことは言いませんが立憲民主党」
「やらないのに文句ばかり。増えたら知事のせいって……誰とは言わないが枝野さん!めちゃくちゃですよ!」
等と野党のくせに立憲民主党と枝野代表に粘着しているのですが、実際、吉村府知事が無能だから大阪はコロナ死者全国最悪なわけで、逆切れするなど普通の神経ではできないことです。
自公維、まさに日本のガンです。
総選挙で自民が減っても、「不祥事のデパート」日本維新の会が伸びたら何にもならない。維新の会は実質与党で自民党の補完勢力。維新に「死滅の刃」を振るわせるな。
立憲枝野代表を批判したイソジン吉村洋文維新の会副代表が大恥!「感染者が増えたら知事のせい?」と反論するも、大阪府が全国で一番コロナ死者が多いのはまさに知事のせいなので大ブーメラン!www
マスメディアの世論調査だと、自民党が減る分を公明党と維新で吸収してしまうので、今度の衆院総選挙でさほど自公維体制が揺らがないかのようです。
しかし、体制選択選挙だという言葉に象徴されるように、共産党が立憲との協力関係であらたな次元に至ったことで、何か自公維の中枢が浮足立っているんです。
たぶん、自分たちの独自の調査ではメディアより悪い結果が出ているのでしょう。
それにしても第二次安倍政権以来9年も政権を担っていながら、彼ら自身に誇るべき実績が実はないというのが一番ひどい話です。
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安倍晋三、甘利明、麻生太郎、山口那津男ら自民・公明幹部が立憲民主党と共産党へのデマ攻撃を連発! 予想以上の苦戦で焦りか
松本純候補の応援演説をする安倍元首相(松本純公式サイトより)
総裁選に続いて、衆院選にもやたらしゃしゃり出てきている安倍元首相だが、その応援演説をめぐって「Dappi並みのデマをふりまいた」と非難が殺到している。
21日、横浜市内で行われた松本純候補の応援演説で、「立憲が政権を握れば、日米同盟終わる」とがなりたてたのだ。
「日米同盟は廃止、そして自衛隊は憲法違反、これが共産党の基本的な政策だ。その共産党の力を借りて、立憲民主党が政権を握れば、日米同盟の信頼関係は失われてしまうのは間違いない」
「立憲民主党は、安倍政権でつくった平和安全法制を廃止をすると言っている。この平和安全法制によって、日米は強い同盟になった。それを廃止してしまっては、せっかく助け合えるようになったのに、助け合えない同盟になってしまう。そうなれば、日米同盟はその瞬間に終わりを迎えてしまう」
そもそも、安倍が応援演説をした松本候補は例の緊急事態宣言下での銀座豪遊が発覚して、自民党を離党。今回の衆院選でも公認されず無所属で立候補している。元自民党総裁・元首相が応援演説をしていいのか、という根本的な疑問も湧くが、それよりも酷いのはやはり、演説の中身だ。
立憲は公約で「日米同盟を基軸とした現実的な外交・安全保障政策」と明記している。また、共産党も立憲が政権を取った場合、限定的な閣外協力にとどめ、共闘に日米安保の解消は持ち込まないと明言している。
それを「立憲が政権を握れば、日米同盟終わる」などと言うのは、明らかにフェイク、デマ攻撃だろう。
実際、安倍元首相の演説内容の報道を受けて、ツイッターにはこんな声があふれた。
〈「立憲が政権握れば、日米同盟終わる」と安倍元首相、Dappiなみのデマはいい加減にしてくれ、民主党政権になっても日米同盟は続いています、相変わらず嘘ばっかり〉
〈これってフェイクニュース?直ちにそんなことにならないしそういう合意はなされてない!しかも共産は閣外協力なので踏み込めない領域!やっぱりこの人は筋金入りのデタラメ人DAPPI体質!〉
〈立憲の公約とか全く見てない。とにかく、デマを流したくて仕方がない。人格的におかしい。〉
〈もはや歩くデマ。法に触れないのこれ? 立憲は日米同盟主軸の外交政策を公約にしている。〉
安倍の「立憲・共産なら悪夢の時代に逆戻り」発言に「お前が言うか」の声
安倍元首相は、同じ21日に埼玉の立憲・枝野幸男代表の選挙区でも応援演説に立ち、「立憲・共産なら悪夢の時代に逆戻り」などと発言したが、これにも批判の声が上がっている。
「悪夢の時代」は安倍元首相のお得意の立憲攻撃だが、「日刊ゲンダイ」によると、今回、聴衆受けはいまひとつ。ツイッターでも「お前が言うか」という声が数多く上がった。
たしかに、「悪夢」というのは、安倍元首相の民主主義破壊やコロナ対策のことだろう。専門家があれだけ検査体制の拡大や医療体制の整備を主張していたのに、やったことといえば、何の役にも立たないアベノマスクを配布しただけ。逆に、GoToキャンペーンを強行したり、五輪延期を自分の野心のために2年でなく1年後にごり押しして、感染拡大の新たな原因を作るような政策を次々打ち出した。
日本は、コロナで東アジア最多の死者を出したが、原因のかなりの部分は安倍政権時代の失策にあるといっていい。しかも、安倍元首相は感染拡大で収拾がつかなくなると、仮病を使ってとっとと政権を放り出してしまったのである。
そのことをすべて棚上げして、民主党政権のことを「悪夢の時代」などと言い募ると言うのは、厚顔無恥にもほどがあるだろう。
しかし、当の安倍元首相は、自らの失態や仮病のことなどすっかり忘れたようで、政治的復権への野望をむき出しにしている。それどころか、首相の座から離れたのをいいことに、その独裁的手法や右翼性をエスカレートさせている。
今回の衆院選でも、自分の元政策秘書で、森友や「桜を見る会」前夜祭の問題でもみ消しに動いていた初村竜一郎氏を自民党の公認候補にごり押し。さらに、性的マイノリティについて「生産性がない」と攻撃した“性差別主義者”杉田水脈氏への寵愛も隠さなくなった。弟の岸信夫防衛相を使って、杉田候補を比例名簿上位にするよう圧力をかけ、10月20日には地元・山口で開いた自分の出陣式に杉田候補を招き、夫人の昭恵氏も含めたスリーショットを撮らせるサービスぶりだった。
あげくは、冒頭で紹介した「立憲が政権を握れば、日米同盟終わる」のデマ攻撃である。こんな政治家をいつまでも野放しにしていたら、それこそ日本は「悪夢の時代」からいつまでたっても抜け出せないだろう。
甘利明や麻生太郎、岸田側近の木原官房副長官も共産党を標的にフェイク
もっとも、今回の衆院選で、立憲・共産党に対してデマ攻撃を仕掛けているのは安倍元首相だけではない。
岸田首相の最側近である甘利明幹事長も、メディアの取材やツイートなどで、繰り返し「自由民主主義か共産主義かの選択」と発言している。
わざわざ説明するのもバカバカしいが、共産党は閣外協力であり、共産主義への移行なんて起きるはずがない。当然、甘利氏の発言に対しては、「デマだ」という指摘はもちろん、「共産主義の対義語、民主主義じゃない」「自由民主主義を破壊しているのは、自民党じゃないか」の声も上がっていた。
ほかにも、共産党の政策を捻じ曲げたフェイク攻撃は枚挙にいとまがない。やはり岸田首相の最側近である木原誠二・官房副長官兼首相補佐官(東京20区)も出陣の第一声で「私の相手である共産党は自衛隊の予算5兆円を全部削減する。丸裸で中国と対峙しろと言う」などと発言。その共産党の宮本徹候補(東京20区)がツイッターで「木原さん、これ、全くのフェイクじゃないですか。私たち自衛隊の予算を全部削れ、などと言ったことは一度もございません」と反論していた。
また、公明党の・山口那津男代表も「共産党は天皇制が憲法違反と言っている」とデマ発言。共産党の小池晃書記局長が「わが党の綱領には天皇制は憲法上の制度だと明記しており、荒唐無稽のデマだ」と撤回求めた。
さらに、麻生太郎自民党副総裁も、22日、自民党の長島昭久元防衛副大臣と立憲民主党の菅直人元首相が激突する東京18区の応援演説で「あちらは立憲共産党になっているじゃないですか。これが事実でしょう」などと発言していた。
閣外協力で立憲共産党というなら、公明党と連立政権を組んでいる自由民主党は自由公明党、いや、自由創価党ということになると思うのだが、とにかく、自民党は、中国との緊張関係が高まっているなかで、「共産主義」という言葉に対するマイナスイメージを利用して、野党共闘を叩こうという作戦らしい。
だが、日本共産党はあくまで民主主義の堅持を表明しており、中国共産党とはまったく違う。というか、共産党は中国に対しては弱腰だった安倍・菅政権とは対照的に、香港の言論弾圧問題やウイグル問題などでももっとも厳しく中国に抗議している。
新聞・テレビは「自民党の単独過半数」を報じているが、実際はかなり焦っている自民党
にもかかわらず、自民党がこんな低レベルなフェイク攻撃を繰り返しているのは、自分たちのこの間のコロナ対策が失政続きで、アピールできないため、ネガキャンに走らざるをえないということがあるのはもちろんだ。
しかし、もうひとつの理由は、今回の衆院選で、自民党が追い詰められて焦っているということが大きく関係しているのではないか。というのも、自民党周辺では、報道とは裏腹に、悲観的な観測が流れているらしいのだ。
「新聞やテレビの多くは自民党が単独過半数、自公で絶対多数をとる情勢と伝えているが、自民党はマスコミの数字を上方修正しているとみて、カリカリしている。実際、自民党の調査では数字はもっと悪く、過半数割れの可能が高いらしい。それで、幹部が共産党へのネガキャンに走っている面はある」(政治評論家)
最悪の自民党政治をストップするためにも、こんな悪質なフェイク野党攻撃にだまされないでほしい。
(編集部)
自民・甘利幹事長「政府の意思決定の中に共産党の意思が」執拗に野党共闘を“口撃”するワケ
日刊ゲンダイDIGITAL2021年10月19日09時26分
「立憲さん、共産党さんが候補を一本化して、限定的といえども閣外協力をする。政府の意思決定の中に共産党の意思が入ってくる。自衛隊や天皇制に対する考え方が全く違う」
17日に放送されたNHKの「日曜討論」で番組冒頭、こう語気を強めていたのが自民党の甘利明幹事長だった。
この発言に対し、立憲民主党の福山哲郎幹事長は「限定した政策の中ですし、安全保障の問題について我々は現実的で日米安保体制を基軸としている。共産党さんとは異なる形ですので、ご安心を頂きたい」と反論。共産党の小池晃書記局長も「立憲、れいわ、社民の皆さんと国政全般にわたる共通政策を確認しました。独自の政策立場は持ち込まないと明言している」とかわしていたが、衆院解散直後のぶらさがりでも、「立共共闘」に警戒感を強めていた甘利幹事長。総選挙を仕切る自民党の幹事長として、野党共闘を繰り返し批判する姿は異例だろう。甘利幹事長はなぜ、執拗に野党共闘を“口撃”しているのか。
「『焦り』でしょうね。今までの選挙は自民党候補に対して野党候補が分裂して票が割れることで勝ってきました。ところが、今回は200を超える選挙区で与野党1対1の構図となったわけです。こうなると、どう転ぶか分からないし、共産票はかなり固い。だから、執拗に共産批判を繰り返しているのでしょう。自分が幹事長となって初めての国政選挙だけに動揺しているともいえますが、本来は政策を訴えるのが選挙。野党批判ばかりだとマイナスになると思うのですが……」(与党担当記者)
福田赳夫元首相の秘書を務めた中原義正氏もこう言う。
「歴代の自民党幹事長というのは公明党幹部らと太いパイプを築いてきたが、甘利氏はそれがない。しかも、自身にカネの醜聞があるため、公明党の支持母体である学会も動かない。焦るのは当然だろう。(安倍、麻生両元首相と一緒に)3Aと呼ばれ、党内は結束力があるかのように報じられていたが、それも総裁選まで。今や3Aは崩壊し、それぞれが皆、好き勝手に動いているようだ。となれば党内はガタガタでは国政選挙どころではない。だが、これは今の自民党の汚れた体質が招いたこと。この際、徹底的に壊れたほうがいい」
自民党議員の国政選挙といえば、かつては皆がドンと構えて横綱相撲の戦いだったが、今はそろって右往左往し、幕下以下の小粒のよう。どうりで甘利幹事長が「猫騙し」を多用しているわけだ。
衆院選】麻生太郎氏が痛烈「あちらは立憲共産党」応援演説で野党共闘批判
旧民主党時代に菅氏の愛弟子だった長島氏が東京21区から国替え出馬。前日21日には互いの演説で相手を批判し、長島氏も「向こうがストリートファイトに持ち込まれるのであれば、こちらも」とファイティングポーズをとっていた。今後は安倍晋三元首相や小泉進次郎前環境相も参戦する予定だ。【鎌田直秀】
維新幹部の衆院選での言動が酷い! 吉村知事は“暴言王”足立康史を「懲罰動議は勲章」と絶賛、野党へのデマ攻撃煽動
日本維新の会公式Twitterより
総裁=総理大臣の顔をすげ替えたにも関わらず、自民党が大幅に議席を減らしそうな衆院選。しかし、問題は、日本維新の会が大幅に議席を伸ばしそうなことだ。きょう、報じられた読売新聞の世論調査でも、議席数が3倍近くとなる勢いだと報じられた。
吉村洋文・大阪府知事らのコロナ対策が評価されたという分析だが、馬鹿も休み休み言え、と言いたくなる。吉村知事や松井市長のコロナ対策なんて、実際は“やってる感演出”のパフォーマンスだけ。大阪では、その行政サービス切り捨て路線のツケが出て、コロナで医療崩壊が起きて、全国で最多の死亡者を出している。
この衆院選の候補者も、ひどい顔ぶれだ。自民党以上のネトウヨやゴリゴリの新自由主義者、さらに、元秘書への暴行で自民党を離党した石崎徹(新潟1区)はじめ、不祥事を起こした前国会議員や元市議が出馬しているケースも少なくない。
しかも、選挙戦で何か具体的に国民の生活を良くするようないいことを言っているのか、と思いきや、維新の幹部たちは野党叩きに終始している。代表である松井一郎・大阪市長が『ひるおび!』(TBS)の野党4幹部出演時に立憲民主党と日本共産党にしつこいウザ絡みを続けたことは、先日、お伝えしたが、解散当日の10月14日夜、『報道ステーション』(テレビ朝日)でも、松井氏は同じような行動に出た。
大越健介キャスターから、自民・公明が過半数割れし維新がキャスティングボードを握った場合、自公と連立を組む選択肢はあるかと問われると、松井氏は「連立を組むことはありません」と一言答えたあと、いきなり立憲、共産の野党共闘について話し始め、「外交・防衛という国の根幹の部分をまったくなおざりにして置き去りにしたまま、野合・談合の選挙互助会ですから」などと延々難癖をつけたのだ。
先日の『ひるおび!』でもそうだったが、松井代表の姿勢をみていると、自分の党の方針を説明するより野党共闘に水を差すことのほうが重要なのか、という気さえしてくる。
松井氏だけではない。吉村洋文・大阪府知事は17日、東京・有楽町の街頭演説で、立憲民主党をこう攻撃した。
「ただ単に反対はダメ。文句ばっかり言ってる政党。どことは言いませんが立憲民主党」
「やらないのに文句ばかり。(感染者が)増えたら知事のせいって……誰とは言わないが枝野さん!めちゃくちゃですよ!」
「ただ単に反対」「文句ばっかり言ってる」と言うが、政権与党に対する批判は野党の重要な役割だ。しかも、立憲も共産党も、実際は対案を常に出している。コロナ対策についても野党は数々の対案を提出、国会開催も要求してきた。しかし、自民党がそれを拒否、維新も国会開催要求すらしていない。
立憲、共産に「文句ばかり言って」と言うなら、維新こそ、政権を担当しているわけでもない野党に文句ばかり言って健全な国会運営を妨害している役立たず政党ではないか。
「足立ファン」「YouTubeで観て溜飲を下げた」という吉村知事のネトウヨ性
吉村知事についていえば、もっと呆れたのが、衆院選に立候補している“維新の暴言王”足立康史・前衆院議員(大阪9区)と一緒になって、野党に対してデマ攻撃まで仕掛けていたことだ。
周知のように、足立氏は維新のなかでもとりわけ極右色が強く、国会議員でありながらSNSで「朝日新聞、死ね」だの「立民は北朝鮮の工作員」だの暴言やデマを連発・拡散してきた。国会でも数々のデマや暴言を吐き6回も懲罰動議にかけられている。
ところが、吉村知事はその足立氏の議員活動報告の冊子「あだち康史通信」で同議員と対談。のっけからその暴言を、こう煽っていた。
「最近の足立さん、妙におとなしく感じるけど大丈夫なの?」
「最近は「国会の暴言王」とか「維新のトランプ」とか聞かなくなったから、隠れ足立ファンとしては嬉しいような寂しいような(笑)」
さらに、足立氏が懲罰動議にかけられたことまで、こう持ち上げていた。
「ある意味で、本音で戦う政治家の勲章みたいなものだよね」
「無責任な野党に一切与することなく、言論の力で正論を訴え続けていた足立さんの姿をテレビやYouTubeで観て、何度溜飲を下げたことか!」
足立氏の度重なる懲罰動議については、当の維新も、足立氏の国会でのデマ発言や暴言を問題視し、しばらく謹慎させ国会質問に立たせないという対応をとっていたはずだが、吉村知事は「勲章」だと認識しているらしい。
あげくに「足立ファン」「YouTubeで観て溜飲を下げた」って。吉村知事は、組織的不正の発覚した愛知県知事リコール問題でも、高須クリニック・高須克弥院長に公然と肩入れていたが、実は根っからのネトウヨなんじゃないか。
しかし、これはあくまで序の口。対談では、吉村知事のヨイショに気を良くしたのか、足立氏がデマだらけの野党ディスを開始。いきなり飛び出したのがこんな発言だった。
「「ひるおび!」で八代英輝弁護士が「共産党は暴力革命を捨てていない」という趣旨の発言をしました。共産党は猛抗議しましたが、同じ内容が私の質疑や閣議決定で明らかになっていたので、撤回する必要がありませんでした」
八代弁護士の共産党に対するデマ攻撃については、発言当時から足立氏、松井市長、音喜多駿・参院議員らが便乗していたが、八代弁護士の発言は完全なデマだ。八代弁護士の発言は、「共産党は暴力的な革命を党の要綱(綱領)として廃止してない」というものだったが、日本共産党の綱領にそのような記述はない。また八代弁護士が1度目の謝罪で言い訳に使い、足立氏らも持ち出している閣議決定も、詳細は既報を読んでいただきたいが、自民党政権の政治的意図に乗っかっただけの、なんの客観的根拠もないデタラメのものだ。
不祥事続出で「議員の資質管理は大丈夫か」と問われた松井一郎代表の驚くべき答えとは…
ところが、吉村知事はこれを諌めることもなく、「足立さんは、共産党だけでなく、社民党についても取り上げてたよね」と今度は社民党攻撃を引き出そうとする。すると足立氏は「社民党は、元連合赤軍メンバーや数十人に及ぶ逮捕者を出した連帯ユニオン関西生コン支部との関係を続けています」と言い出し、吉村知事も「威力業務妨害罪などで執行委員長ら多数の逮捕者を出した事件だね」とツーカーで応じる。
「関西生コン」はネトウヨがよく野党叩きに持ち出すネタで、足立氏の懲罰動議のひとつも、立憲・辻元清美氏と関西生コンに関する完全なデマ発言に対するものだった。
労働組合だから関西生コンと社民党との間に関係があるのは不思議ではないが、吉村知事が言っている2019年に執行委員長らが逮捕された事件と、社民党は関係ない。社民党関係者が逮捕されたり事情聴取されたなどのニュースもない。
だいたいそれを言うなら、維新こそ、付き合いのある組織どころか、議員や関係者がどれだけ不祥事を起こしていると思っているのか。最近の逮捕に限っても、2019年5月に「ウグイス嬢」に報酬を渡したとして公選法違反で現職大阪市議が逮捕。2020年9月に衆院候補予定者で東京1区支部長が少女に下半身を露出したとして公然わいせつで逮捕。2020年12月に江戸川区議がひき逃げ容疑で書類送検。2021年2月に現職大阪府議が傷害容疑で書類送検。また2021年4月には梅村みずほ参院議員の公設第一秘書が知人を車ではね殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕(のちに不起訴)。さらに、愛知県知事に対するリコールをめぐる署名偽造事件で逮捕された田中孝博・事務局長も、維新の愛知5区支部長であり衆院候補予定者だった。これらは最近の逮捕案件に限ったもので、政治資金など金をめぐる不正などは、それこそ枚挙にいとまがない。
共産党は公安が何十年も監視し続けても暴力革命の証拠など何ひとつ上がっていないのに対して、維新は現実に逮捕者まで出ている。ところが、吉村知事はこの対談で自党の不祥事は一切棚に上げて、「そうしたオドロオドロシイ世界は過去に追いやって、公正で透明な新しい未来をつくっていかなきゃね!」などとまとめるのだ。
こうした自党の不祥事棚上げは先の松井代表も同じ。18日におこなわれた日本記者クラブでの党首討論で、不祥事を起こした候補者が多いことについて「議員の資質管理は大丈夫か」と突っ込まれると、松井代表はなんと「他党で問題を起こした方々が維新から立候補している。再チャレンジは認めていこうと考えている」などと開き直っていた。
松井代表が「全国民月額6〜10万円」政策の財源を聞かれ「7割近くが税として返ってくる」と回答
しかも、維新がひどいのは、こんな無理やりな野党叩きに血道をあげながら、自分たちの政策に関する主張は、空疎としか言いようがないことだ。
先の吉村・足立対談でも、ほとんどは足立氏の暴言称賛と野党叩きだけで具体的な政策は見当たらない。他の幹部の主張も同様だ。SDGsブームに便乗してか「持続可能な社会」を掲げているが、中身は聞き飽きた「様々な改革」「身を切る改革」の繰り返し。
さらに怪しいのは、経済対策として打ち出した「全国民月額6〜10万円」という政策だ。松井代表は『news23』(TBS)の党首討論でコメンテーターの星浩氏から「維新がいつも言っている行革とか歳費の削減では到底まかないきれない」として財源について突っ込まれると、なんとこんな答えをしていた。
「これはあの、給付しますけども、その部分は所得に換算されますんで、まずはチャレンジできるように生活を守る、給付しますけれども、そのうちの7割近くはのちに税でまた税収として上がってくる部分ですから、全体の約2割から3割の財源を確保すればいいと思っています」
7割近くが税として返ってくる? なんでそうなるのかまったくわからないし、そうなったとしたら、逆に何のための給付なのか、という話だろう。それこそ給付にかかるコストが無駄になるだけじゃないか。
また、松井代表はこのとき、国債の発行を否定したうえで、こう続けていた。
「まずは役所の仕事を徹底的に改革を見直してきた。それから、役所の仕組みと制度、あまりにも昭和の時代のままのものを変えてきた。この形のなかでね、大阪だけでも、府市合わせて、3000億、預貯金を、基金を積み上げてきた。こういう形を全国で広げていく。まずは昭和の制度を令和に合わせて作り変える。我々はこれをやれば財源確保できると思います」
「役所の仕事を徹底的に見直してきた」って、大阪は維新府政によって、行政サービスを削りに削った結果、コロナで全国ワーストの死者を出したのではないか。それを反省するどころか、「全国で広げていく」って。
松井代表は『報ステ』で、「持続可能な社会」をスローガンに、「社会保障の拡充をしなければならない」とまるで社会保障を拡充するかのように言っていたが、維新が主張している「社会保障制度の抜本的見直し」というのは、結局、公的サービスを削ることなのだ。
維新の議員らは度々、高齢者やALS患者など難病患者について、「命の選別」を肯定する発言をしているが、維新の言う「持続可能」は、一人ひとりの国民の生活を持続可能にすることではなく、維新とお仲間の新自由主義者たちの権益を「持続可能」にすることなのではないか。そして、既得権益者のおこぼれをもらうため、利権を拡大するために、自党の政策をアピールするより、自民党の補完勢力として野党叩きに精を出ているのではないのか。
しかし、恐ろしいのは、冒頭で言ったように、こんな政党が今度の衆院選で議席を3倍増に伸ばすのではないかと予想されていることだ。いったいこの国はどこにいこうとしているのだろうか。
(編集部)
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>自分たちが政権を握っているのにその実績を訴えるよりも、立憲民主党と共産党が中心になって野党共闘ができたのに焦ってしまって、昔ながらの反共宣伝を中心に野党の批判ばかりが先に立っています。
主権者たる国民は政権交代を選択しておきながら鳩山内閣を支えなかった。
日米安保の見直しを提唱して普天間機能の移設は最低でも県外と発言し、所謂年次改革要望書を拒否した鳩山内閣を恐れた官僚はアメリカが怒っているという情報を流し、メディアはこぞって報道した。
属国民として飼い慣らされてきた国民はアメリカとの関係が悪化することを恐れ、鳩山内閣を支えることはなかった。
日本共産党と手を組んだ立憲民主党を選択すれば日米同盟にひびが入ると声高に叫べば、属国民として飼い慣らされてきた国民は不安になる。
そういうことなのだろう。
共産党と同じ政策を公約にして国民に選ばせといて立憲民主党が政権をとったときには共産党の政策を実行しないと言うのは国民を騙し取ることになるんじゃないすか。
政策の量や内容は「野党4党により合意した政策」<「共産党の政策」であることは直ぐに判ります。
しかし「共産党と同じ政策」にすり替えると「共産党の政策」との違いが分かりにくくなります。
「政策」の混同が意図的なのか、それとも野党共闘をつぶしたい勢力のデマ宣伝による効果なのか。
特殊詐欺イシンは、このようなすり替え、混同は大変得意です。
「大阪市の教育費は増えているんです」と言って、教育費の中の小さな項目、予算が増えている小さな項目の予算の前年比を示します。
実態は、教育費全体では大幅減。
こういう手口、詐欺的話法は、特殊詐欺イシンのお得意ですね。