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ざっきばやしはなあるき  

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春画展

2015-09-20 23:00:17 | 美術[さ]
「春画展 SHUNGA 大英博物館特別出品」@永青文庫


 「安心してください、履いてません!」


 というわけで、本家の日本をそっちのけにして、2年前に大英博物館で開催された春画展がついに元祖の日本でも開催。大きな美術館では尻込みしていたので、細川家が乗り出して永青文庫で開催されることになった。この機会に初めての永青文庫訪問。すぐ近くには丹下健三の東京カテドラルや講談社野間記念館もあり、そっちは行ったことがあるのになんで永青文庫は行かなかったのだろう?というくらい近い。

 建物は白亜の洋館でオシャレな雰囲気。階段を上って4階、3階、2階が展示室となっている。初日はけっこう込み合っていて、こんなに大勢来るとは想定していないような狭い館内なので、これからもっと混んだりしたらどうなるのだろう? 半分くらいは女性客なので、見に行こうかどうしようかと迷っている18歳以上の人は安心して突撃しよう。普通の美術展の春画コーナーなどよりは入りやすいと思う。せっかくのオシャレな洋館なのだが館内は展示室以外も全部撮影禁止になっている。

 展示は前期・後期合わせて版画や肉筆画など全133点、うちにも春画関連の本が5冊くらいあるので、見たことのある物件もちらほら。春信、歌麿、北斎その他いろんな絵師が春画も手掛けていたわけで、浮世絵を知る上では春画も、なかったことにはできないモノなのだろう。絵の中でやってることはエロいのだが、できあがったその絵がエロいかというと、そうでもないモノのほうが多い。ちょっと笑っちゃうモノも多々ある。その最たる原因は、米国人も目を剥いて「おーまいが」と驚くほどの巨大なちんこ。マンガかよ! 現実がそうでないことは皆さんご存知の通り。

 図録を買おうかと思ったら、あまりにも分厚すぎるうえに4000円もするのでやめた。装丁も懲り過ぎで、ちょっと見、何の本なのかわからないようになっているのだが、内容がどうであれ、高いよ・・・


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