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「仏像の姿」展

2018-09-17 19:08:45 | 美術[は]
「仏像の姿 ~微笑む・飾る・踊る~ 仏師がアーティストになる瞬間」@三井記念美術館

 「姿」と書いて「かたち」と読む、らしい。「方法」と書いて「ミチ」と読む、「本気」と書いて「マジ」と読むのと一緒かな。「仏師がアーティストになる瞬間」というテーマで「顔」、「装飾」、「動きとポーズ」に焦点を当てた、ドキッ!仏像だらけの展覧会大会。

もともと仏像は人体芸術そのものだと思っているし、仏像を専門に造っていた造形作家を仏師と呼んでいたんだろうし。根底に宗教があったからちょいとややこしい塩梅になってはいるけれど、国は違えど時代は違えど運慶もミケランジェロもアーティストだったことに違いはないのだろう。ダビデは下半身丸出しだが、下半身丸出しの毘沙門天や不動明王など(ほとんど)いない。だから運慶の方が真面目でエラいというわけでもない。

 同時に東京芸大文化財保存学による模刻作品や修復作品も展示している。模刻には何のオリジナリティもないけれど、元の仏像と比べても遜色ない出来栄え。由緒、歴史がないだけだ。たとえば同じ素材で昔と同じように造れば同じようにひび割れするなどの調査も重ねているようだ。




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