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『キングコング 髑髏島の巨神』

2017-03-25 21:52:57 | 映画[か]
『キングコング 髑髏島の巨神』

 監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ
 出演:トム・ヒドルストン/ブリー・ラーソン/サミュエル・L・ジャクソン/ジョン・C・ライリー

 お馴染みの巨大ゴリラ映画。怪獣映画は割と出し惜しみをする傾向があるが、この映画では惜しげもなくバ~~ンッ!!と現れるから気分が良い。キングコングやらゴジラやらが単体だと悪い奴だったりするのにキングコングvsゴジラとなるとゴジラが悪者になる。でもゴジラvs宇宙怪獣になるとゴジラが正義の味方に早変わり。今回のキングコングは、最初は人間から見たらすんごい悪者なんだけど、だんだんボブ・サップに見えてきて、そのうち憎めない奴になってしまう。その代わりと言ってはなんだが、サミュエル・L・ジャクソンの顔がだんだん悪者ヅラになっていくというおまけ付き。巨大ゴリラなんだけれど、身長31.6メートルという設定になっている。身長118.5メートルのシン・ゴジラの後ではスケール的に見劣りするかもしれないが、高層ビル街のゴジラと平原のキングコングならその迫力に遜色はない。

 公開が決まってからずっと楽しみにしていたにもかかわらず、サイトも全然見ないまま映画館に行ったので、巨大なヤツがキングコングだけではないということも知らず、もう次から次へと新鮮なビックリが飛び出してきて百倍楽しめる映画だった。子供が喜びそうなビックリだけど「どくろとうのきょじん」なんて名前からして昭和のB級ジュブナイルファンタジーっぽい響きなので、ホントはもうオトナは見ちゃいけないんじゃないのかっていう気もするのだが、精神年齢だけ若年層のオトナとしては、懐かしのキングコングを放置しておくわけにもいかないのだ。ゴリラが胸をたたくドラミングはパーでやるという常識が定着してきているが、キングコングは昔ながらのグーでやっている。←なんだ昔ながらって・・・この件に関する無駄な議論が百出しないことを願う。

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