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ムンク展 共鳴する魂の叫び

2018-10-28 16:17:36 | 美術[ま]
「ムンク展 共鳴する魂の叫び」@東京都美術館

 ノルウェーのオスロ市立ムンク美術館所蔵の《叫び》は今回が初来日。カラーの《叫び》という作品は4点あるらしい。今回のムンク美術館のものは目玉がなくて白目剥くほどの絶叫状態。オスロ国立美術館のものは黒い目玉がくっきり描かれていて、目が点になるほどの絶叫状態。じゃぁどっちの絶叫がすごいか?とかはどうでもいいか。それで調子に乗ったムンクは《叫び》を単色のリトグラフにして増産しちゃったのだ。ヒット曲に気をよくして「レゲエVer.」とか「Funky Remix」とか「Updated 2018」とかリリースしちゃうミュージシャンみたいな。

 眼病による血管の破裂でも視野がモヤモヤっとなった時はそのままモヤモヤっと描いてしまったムンク。クの作品を見ると「病んでるなぁ」って思うけれど、ホントに精神を病んで病院に通っていた時もあったらしい。

 《叫び》のほかにも「マドンナ」や「吸血鬼」など、お馴染みのムンク作品も合わせて100点ほど来日。《叫び》は、常日頃からあまりにもいろんな素材で見慣れてしまっているので、初来日と言われても「あれ、そうだっけ?」って気分が抜けきらない。「ピカソ」と同じくらい《叫び》はポピュラーな物件になっている。ショップには叫び人形なんかも当然のように売っていた。

 初日、土曜日の昼過ぎは待ち時間ゼロで、やや混雑の中、割とスムーズに見て回れた。最後にミュージアムショップで絵葉書でも買って行こうかと思ったら、会計待ち60分と言われて思わず耳を塞いだ!『うぎゃぁ~~~!』心の叫びを重低音で漏らしながら何も買わずに退出。 |(・0・)1





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