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ヨコハマトリエンナーレ2017

2017-08-13 20:39:12 | 美術[や]
ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス

 「接続」と「孤立」をテーマに、世界のいまを考える、島と星座とガラパゴスという曖昧味なテーマで始まったヨコトリ2017。ヨコハマトリエンナーレは2008年で終了という噂にも負けずに今年で6回目を迎えた。2011年からメイン会場が横浜美術館になって、今回は展覧会気分が増した分、特設会場の持つお祭り気分は薄れた感じがする。厳選されたアーティストの作品も気合が入っていて楽しい。「なんだこのゴミは?」みたいな作品や「いつ完成するんだ?」みたいな作品はほとんど無く、始まったばかりでも安心して見られるのがいい。

 今年の会場は、横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館地下の3か所。「BankART Studio NYK Life V 観光」と「黄金町バザール2017」も同時開催中で、連携セット券を購入したほうが安い。「BankART Studio NYK Life V 観光」と「黄金町バザール2017」は会期中に何度でも入場可能となっている。他にもいろいろ近辺でのアートイベントがあるようだが把握しきれてない。会場間無料バスも運行しているので、ちょっと雨っぽいから乗ろうと思ったら渋滞中で定刻通り来ないので歩いた方が早いと言われた。歩いた。まぁヨコトリは歩けば何とかなるからいいけど。

 BankARTは「観光」ってのが意味不明だけれど、Studio内に多種多様な作品が展開されていて固まり感がある。黄金町バザールはまだちょっと盛り上がってない感じ。ポケモン捜索隊で歩道が溢れているみなとみらい地区と比べてあまりにも人通りが少ない。「Creative Waterway」という大岡川周辺の藝術水路企画が9月中旬頃に盛り上がり始めるので、黄金町もその頃一緒に盛り上がるのかも。

 ラグナル・キャルタンソンの《ザ・ビジターズ》の部屋にいるのが楽しい。9つの大きなスクリーンで同時に同じ曲を演奏する作品。風呂に入りながらギターを弾いている人、楽器の前でスタンバイしている人、自分の出番じゃないので席を外している人などがそれぞれのパートを演奏し歌い、結果的に部屋全体でオーケストラみたいに演奏される。スクリーンは並列ではなくまちまちな方向を向いているので、ぐるぐると奏者を見て歩きながら演奏を聴く雰囲気が面白い。

(アイ・ウェイウェイ)難民によって実際に使われた救命ボートと救命具が横浜美術館の外観を飾り立てる。


(マーク・フスティニアーニ)無限に続くトンネルの出現。視覚トリック的な作品は魅力的でいつまでも見ていたい。今回いちばんのお気に入り作品。


(ジョコ・アヴィアント)竹を編んだ巨大な獣みたいなヤツ。なんだか生き物っぽいオブジェが横浜美術館に入った途端に目に入る。


(ドン・ユアン)ひとつひとつのアイテム全てを描いて並べた祭壇。他にもいろいろな部屋の家具調度や食べ物まで描いたキャンバスを並べて室内空間を作り出している。


BankART LifeV観光(井原宏蕗)金属の殻でできた象


BankART LifeV観光(丸山純子)レジ袋で作った花が会場に咲き誇る


田村友一郎氏の作品が展示されている氷川丸。ヨコトリのチケットを提示すれば無料入場できる。この機に乗じて十数年ぶりに2度目の乗船。










巨大客船ダイヤモンドプリンセス(全長290m、高さ54m)と巨大ピカチュウと巨大ピカチュウ飛行船と見えないけれど1000マン人くらいいると思われるポケモン捜索隊のみなさん



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