金沢美術倶楽部創立100周年を記念し三会場同時開催される「美のチカラ」展。
最初は
![049](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/8d/c625fcef14ccba1f40e645a81c3474d6.jpg)
金沢21世紀美術館
![046](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/01/2fd046ccbf0f28a0abd2c652233cde18.jpg)
「POWER OF ART」展
期間:4月21日(土)~5月20日(日)
![binochikara](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/89/6e2cdd399d215ecbb87a7b8d09b78bd9.jpg)
黄瀬戸茶碗 銘 朝比奈
瀬戸黒茶碗を想わせる力強い作行き、赤みがかった釉に一部暗褐色のこげが見所となる。
この時代の黄瀬戸茶碗が向付を転用したものに対し最初から茶碗として作られたほとんど唯一の作。
高台脇に朱漆で「アサイナ」と千宗旦が直書きしている。銘「朝比奈」はその豪快な姿から鎌倉初期の豪傑・朝比奈義秀から。
黒楽瓢箪香合 本阿弥光悦作
なんとも不恰好だが愛嬌のある瓢形の香合。今も残る光悦作香合は非常に少なく、これはその内のひとつ。光悦が黒釉の香合を作っていたことは「たゑもん」なる人物宛の手紙に記されている。
千家名物、冬木家伝来。
瀑布図 狩野探幽筆
通常より細長い紙面に勢いよく落下する滝を描いた作品。
前田利常が狩野探幽を招き、那谷寺へ寄進するために描かせた。
他にも長次郎「井筒」光悦「末広」のんこう「朝日」(以上全て黒樂茶碗)など中々拝見できないものも有りました。
21世紀美術館の展示は他の2館より茶道具の割合が少なく、縄文時代から現代まで古今東西の様々な美術品が5つのテーマに分けられ展示、中には甲冑・刀剣もありました。