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24GW 北海道行③ 旧相馬家住宅

今回も函館。元町地区へ

旧相馬家住宅
函館屈指の実業家であった相馬哲平が明治41年に建てた邸宅。
平成30年には国の重要文化財に指定されています。
主屋は和風建築ですが、隣接する応接室は洋風建築となっており、意匠は相馬哲平の多額の寄附で再建された、旧函館区公会堂と類似しているのだとか。

洋室(洋間、応接室)

扉の引き手
ウランガラスを使用しており紫外線を当てると蛍光緑色に変化する。

主座敷
次の間も含めて25畳の大広間。床、付書院、床脇があります。

幕末三舟の三幅
右から山岡鉄舟・勝海舟・高橋泥舟筆


邸宅が高台にあるので、函館湾を望む事が出来ます。

三代目の寝室
床と床脇があり、床柱は赤松。
時期的に特別展示として五月人形が飾っていますが、畳には炉が切ってあるようです。

居間(囲炉裏の間)
当主が使用していた部屋で、中央に囲炉裏があります。
この囲炉裏はこの部屋を暖めるだけではなく、直上2階の部屋を暖める工夫がしてあります。
って事で2階へ上がります。

茶室
全体八畳で、半畳を床とする。炉のように見える部分がありますが、

囲炉裏の間と通気口で繋がっており、暖気を取り入れる工夫がしてあります。

楊貴妃図 円山応挙作

和室
海側の八畳の部屋。

1階に下りて土蔵のギャラリーへ

江差屏風
宝暦年間(1751~64年)頃に松前で活躍した絵師・小玉貞良が描いた屏風(左隻)

甲冑

榎本武揚書
榎本武揚は幕臣で、江戸城開城後は函館で官軍に抵抗するが降伏し、釈放後は明治政府に仕えた。

大鳥圭介書
大鳥圭介は幕臣で、江戸開城に反対し伝習隊を率いて各地を転戦し函館の政権では榎本総裁の下で陸軍奉行となった。

カフェ元町
5代目相馬夫妻が居住空間用に現代風に改築した部屋。シャガールなどの絵が飾られており、サービスでコーヒーがいただける。

和と洋。そして2階茶室堪能しました。
次回も函館。お腹が空いてきたかも
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