池波正太郎的プチ食べ歩き

私の大好きな「真田太平記」の作者池波正太郎は食に関しての本も書いている。
信州上田で刀屋に行った私は、今回の東京行きでも彼の本に登場する店をいくつか廻る事にした。


「竹むら」
秋葉原の喧騒を抜け、神田の古い町並みがあります。秋葉原ももうちょっと前は面白い街だったのですが、今はつまらないですね。「竹むら」は甘味処で名物は揚げまんじゅう。私の地元でもお祭り時には和菓子屋さんが、揚げまんじゅうを売り出していて私の大好きな味です。さて「竹むら」は昭和5年創業でなんでも都選定歴史的建造物だとの事。確かに味わいのある建物でした。店に入ると桜を浮かべた「桜湯」なるものが出てきます、味は桜餅から甘みをなくした感じでしょうか。揚げまんじゅうはあまり「まんじゅう」な感じはしません。あんこの天麩羅でしょうか。


「万惣」
「竹むら」から程近くにあるカフェ＆フルーツパーラー。私が頼んだのはホットケーキとフルーツ・ポンチ。どちらも正統派な味わい。帰りに１階で西瓜糖（西瓜を煮詰めてシロップ状にしたもの）を買いました。


「愛玉子」
「愛玉子」と書いてオーギョーチーと読みます。寒天状のデザートにレモンシロップがかかっています、なんか懐かしい味がします。決して昔に食べた訳ではないと思うのですが、不思議ですね。上野寛永寺の近く。


「みの家」
ここは馬肉料理の店。馬刺しは食べていた私ですが、ここでは初の「さくら鍋」をいただきました。一人用の鍋に馬肉や野菜を入れ味噌仕立てで煮込みます。これは非常に美味です。味噌味と溶き玉子で食べる馬肉、ご飯がすすみますよ。場所は森下、ＪＲなら両国から近くです。

今回はどの店も美味しかったです。ハズレなしでした。特にさくら鍋は気に入りましたが、関西にはないんだよなぁこれが。