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退蔵院
室町時代、応永年間に越前の豪族・波多野出雲守重通が妙心寺第3世・無因宗因禅師を開山として建立。
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庫裡
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大玄関
「袴腰造り」と呼ばれる形式で、比喜多宗味居士により寄進された。
比喜多(疋田とも)宗味は江戸初期に大文字屋を称した京の豪商で、また茶の湯に堪能であった。
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方丈(本堂)
慶長2年(1597)再建された。
伝承では織田信長が足利義昭の為に建てた将軍邸を移築したともいわれる。
また江戸時代には宮本武蔵がここに居して修行に励んだと伝わる。
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瓢鮎図
国宝。室町時代の水墨画の絵師・如拙作。ただしこれは模本で、本物は京都国立博物館に寄託されている。
将軍・足利義持の命を受けて描かれたもので「ぬるぬるしたナマズを瓢箪を使って如何にして捕まえるか?」を問い、京都五山の僧31人が賛に認めている。
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元信の庭
室町時代の絵師・狩野元信の作庭。枯山水庭園。
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狩野元信は狩野永徳の祖父にあたる人物。この庭は元信が絵画を立体的に表現した庭園となっている。
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