
逸翁美術館

茶の湯道具始 -ようこそ収集家の世界へ!-
期間:8月26日(土)~10月15日(日)

芙蓉図 松花堂昭乗筆
団扇形の紙面に芙蓉を描いた画。花の上には一匹のカマキリが愛嬌のある姿で立つ。
本来は「水仙」「菊」との三幅対だが、季節などに応じて床に一幅を掛ける。
墨蹟 応庵法語 一休宗純筆
宋時代の僧・応庵曇華が慈修造なる僧へ与えた法語を一休が書したもの。
内容は「達磨の教えを実践し、自らの持物や富貴を捨てれば悟りの道が開ける」といったもの。
竹二重切花入 歌銘「帰雁」 小堀遠州作
上部に輪ひとつ、下部に窓2つの竹花入。
背面に遠州自作の和歌「雨そそぐ つばさの袖に かげとめて~」を金泥で記す。
この他にも、長次郎の黒樂「老松」「千鳥」赤樂「常盤」や利休・宗旦の茶杓を拝見。