らんまるのこや

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アルペン

2010-05-12 00:38:56 | NYP関連
とってもおもしろいDVDが届きました。

「The Chicago Symphony Brass Plays Richard Strauss」という映像です。

曲は「アルプス交響曲」。これを最初から最後まで、金管のみで演奏しています。首席Tbのフリードマンさんの編曲&指揮です。

演奏者は、リデナウアーさん(副首席Tp、当時首席代理)や、ハグストロムさん(2番Tp)、クレヴェンジャーさん(首席Hr)、ギングリッチさん(Hr)、ヴァーノンさん(Tb)、マルケイさん(Tb)など、お馴染みのシカゴ響ブラスセクションのメンバーに、スミスさん(NYP首席Tp、もとシカゴ響)、アレッシさん(NYP首席Tb)、ゲイヤーさん(もとシカゴ響Tp)などのゲストを加えた豪華メンバー。ハーセスさんは残念ながらすでに引退されていて不参加。っていうか、ハーセスさんの祝引退コンサートなんですね、これ。

ということで、演奏は予想はしてましたがスゴすぎる・・。金管って、トップクラスになるとできないことってないんだなあ~と感心するばかりです。もともとフルオケの曲を、なんで金管だけで?って、聴く前は思ったけど、でもこれだけ音量の幅があって、音色も柔らかい音から、鋭い音、力強い音まで、いろんな音色が出せる金管だからできるのかも。

個人的には、トップのリデナウアーさん、やっぱりすごいと思いました。なんかいつも申し訳なさそうな表情(に見える)なんだけど、めちゃ上手い。そして一番端っこでさりげなく一番おいしい所を吹いているゲイヤ―さん。さすがは大御所。そして、実力的にはトップでも全然おかしくないのに、こじんまりと3番に座って、地味かつ何気に超きついパートを黙々と吹いているスミスさん、やっぱりスミスさんらしいな~。
ちなみにトロンボーンのトップは、特にシカゴとは直接関係ないはずのアレッシさん。まあでもアレッシさんだから納得・・。

とまあ、いろいろと(ファンにとっては)見どころ満載の映像なんですが、それより何より、カメラワークがおかしすぎ。一体どんなプロのカメラマンに頼んだんでしょうか?ソロが映ってないなんて日常茶飯事、吹いてない人がアップになるし、吹いてた人が楽器を下した瞬間から映し始めるし。しかも時々画面が揺れている。おまけに所々に挿入される、意味不明のアルプス(?)のような山や森の画像は何なん?誰がそんなもん見たいっちゅうねん!奏者を映さんか~い!!

ってな感じで、久々にダンナと一緒に大爆笑させていただきました。ツッコミどころありすぎ。いや~楽しかった。

そうそう、アルペンといえば、今度6月に広響のコンサートに行く予定です。
曲はツァラとアルペン。なんかすごいコンサートになりそうで楽しみです。

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