2003年3月26日

2003年3月26日午後6:00より
「ドライヴタイム・ウィズ・ザ・ニューヨーク・フィルハーモニック」
クルト・マズア指揮
ショスタコーヴィチ：
交響曲第5番「革命」（終楽章）ほか

この演奏は1998年12月のコンサートのもので、指揮はマズアさんです。でも
これ、はっきりいって全然マズアさんぽくなかったです。超ベタ吹きだし、テン
ポは遅いし、一体何があったの？おもしろいよ？？ぜひ全楽章とおして聴かせ
ていただきたかったです。録音があるならCD化してくれればいいのに・・・。
マズアさんはやはりブラームスとかブルックナー、ベートーヴェンなどの、オ
ーソドックスなドイツものが得意なイメージがありますが、意外とショスタコ
が良かったりしますよね。もちろん個人的に思っているだけですが。バーンス
タインの演奏とはまた全然印象が違いましたけど、私はこの演奏結構気に入っ
てしまいました。でも終楽章だけではもちろん全体的なことはわからないので、
それが残念。
特にラストがすごかったです。とにかく遅い！すごくねばってました。彼の振る
演奏で遅いなあ！と感じたのはこれが初めてかもしれません。うちの金管なら、
このテンポでも吹けると確信していたのでしょうか？或いは金管いじめか・・
・（笑）。
金管群はもちろんこの期待に完璧に答えています。らっぱの1番が最後まで
ちゃんと飛んでくるのには感激します。それもカスカスだったりヘロヘロだっ
たりせずにです。でももうこれぐらいのことではたいして驚かなくなった近頃
の自分が怖い・・・。

2003年3月20日

2003年3月20日午後7:30より
「ニューヨーク・フィルハーモニックライヴ！」
ロリン・マゼール指揮
チャイコフスキー：幻想序曲ロメオとジュリエット
シベリウス：ヴァイオリンコンチェルト
ストラヴィンスキー：ペトルーシュカ

今回はライヴですが、生ではありません。つまり1月の演奏の録音です。これは
実は来月の予定だったのですが、なぜか急に入れ替わりになっていて、今日の
コンサートの録音を来月に流すようです。やはり開戦の影響で何か不都合でも
あったのか、理由はわかりませんが。
ペトルーシュカは1911年版で、一番最初のバージョンなので、Tp3本ではなく、
Tp2本にCor2本の編成です、多分。難関のソロは全く危なげなく、完璧でした。
やっぱり上手いですね（今さら何言ってるんだか）。でも正直一回くらいはど
こかでポロっとかあるんじゃないかと、内心ドキドキしていたのですが、無用の
心配でした。恐れ入りました。コルネットは１番サリヴァンさん、２番トム・
スミスさんでしょうか？じっくり楽譜を見ながら聴いたらおもしろいだろうな
あと思いました。Tp４人揃うことってなかなかないですしね。