らんまるのこや

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2004年4月22日(木)

2004-04-22 13:02:18 | NYPオンライン02~
2004年4月22日(木)
「ニューヨーク・フィルハーモニックライヴ!」
サー・コリン・デイヴィス指揮
ベルリオーズ:
序曲「宗教裁判官」
"Que l'air est etouffant...Autrefois un roi de Thule" from La damnation de Faust
"Villanelle" from Les nuits d'ete
"Ah! Je vais mourir...Adieu, fiere cite" from Les Troyens
シベリウス:
恋する人
歌曲集
・「やまびこ」
・「海辺のバルコニーで」
・「3月の雪の上のダイアモンド」
・「黒いばら」
交響曲第7番

今日のライブは首席客演指揮者(って何?)のコリン・デイヴィス氏の指揮
でした。歌手はアンネ・ゾフィー・フォン・オッターさん(メゾ・ソプラノ)。
デイヴィス氏は、ついこの間ロンドン響を振っていたのをテレビで見ましたが、
その時もシベリウスの曲が入っていました。シベリウスがお得意なんですね。
オッターさんの歌はベルリオーズ3曲、シベリウス4曲の7曲とアンコール。私は
歌手・歌曲についてはほとんど知らないのですが、よくとおる声で聴き心地が
良かったです。

今日はどちらかというとおとなしいコンサートで、一番派手だったのは序曲の
「宗教裁判官」でした。結構大変そうな曲でした。たとえ10分少々でもあの金
管サウンドを聴けただけで満足です。最近は個々のソロよりも、金管セクショ
ン全体で鳴らしているときの響きを聴くのが大好きで、冒頭からそういう箇所
があったのはうれしかったです。

シベリウスの7番は初めて聴いたのですが、すごく短い曲なんですね。全体的に
それ程盛り上がるところもなくて、穏やかな曲でした。シベリウスの曲は独特
のハーモニーが印象的ですが、この7番もまさにシベリウスっていう雰囲気で
した。
Tpは高い音がほとんどなく、逆にトロンボーンに続いてかなり低音を吹く箇所
がありました。この低音がすっごい音でびっくり。Tpというとどうしてもハイ
トーンばかりに注目してしまいますけど、これ程低音がきれいに太い音で吹け
る人ってなかなかいないんじゃないかと思います。トロンボーンは大活躍で、
アレッシ先生、相変わらずのすばらしい演奏でした。音量もすばらしかったけ
ど。以上です。