らんまるのこや

音楽、トランペット、犬、子育て、旅行など

奈良・熊野(2)

2005-10-27 23:32:57 | 旅行・ドライブ・観光

熊野三山の一つ、熊野速玉大社(新宮)。


同じく、熊野三山の一つ、熊野那智大社。


那智の滝。


那智の滝(ふもとから)。


熊野古道の一部。


熊野三山、熊野本宮大社。


元本宮跡、大斎原(おおゆのはら)の大鳥居。


日本最古の温泉の一つ、湯の峯温泉のつぼ湯。


熊野の山並み。

演奏日:2005.10.05

2005-10-26 13:45:33 | NYPオンライン02~
演奏日:2005.10.05
オンライン:10/26~11/09

ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット(抜粋)
シャルル・デュトワ(指揮)
サラ・チャン(Vn)

私は毎週こうして感想を書いていますが、初めて聴く曲も多いし、もちろん
スコアなんて持っていない曲がほとんどなので、それぞれの指揮者の解釈につ
いてどうこうと言う事は全くできません。だから指揮者それぞれ十人十色で、
「こんな演奏もあるんだ」と素直に楽しめればいいと思っています。従って私
がいつも注目するのは、その指揮者が振ったときのオーケストラのサウンドや、
アンサンブルの違いです。同じオーケストラを毎週聴いていると、「今日はい
い音をしてる」とか、「まとまっている」とか、「ノッている」などの微妙な
違いが、なんとなくわかるのです。ですから、今回のように、しばらく同じ
指揮者が振ったあとに指揮者が変わるときは、少し不安でもあり、楽しみでも
あります。

さて今日は、デュトワさんの指揮です。デュトワさんは前シーズンにも一度客
演に来ていました。その時はベルリオーズの「ファウストの劫罰」だったので
すが、非常に長い曲だったせいか(これ一曲のみのプログラム)あまりピンと
きませんでした。でも、今回のコンサートはとてもすばらしかったと思います
。どの曲もデュトワさん独特の味付けがされていて、丁寧な曲作りでした。
ラヴェルはさすがにお得意の分野だけあって、自由自在にテンポや表情を変
えて、独自の雰囲気を作り出していました。でも所々にあった「ため」がなん
となくマゼールさんぽくて、ちょっと驚きました。
(これに関する二人のアホな推察)
その1:先週までマゼールさんだったので思わずマゼール節が・・・。
その2:実はデュトワさんのお面をかぶったマゼールさんが振っていた。

ドヴォルザークのコンチェルトは、サラ・チャンさんの情熱的な演奏が素敵で
した。時々「胡弓」のような音色がして、とても堂々とした力強い演奏でした。
このオンライン放送でいろいろなヴァイオリン奏者の演奏を聴くことができ、
最近少しだけ音色やスタイルの違いがわかるようになってきたのですが、今ま
でで一番女性らしくて色っぽいと思ったヴァイオリンの音色は、実はディクト
ロウさんです。不思議ですね。

「ロメオとジュリエット」は、昨年マゼールさんも取り上げていましたが、そ
の時は序曲だったので3曲のみでした。今回はメインですので、8曲が演奏され
ています。全体的にゆったりめのテンポでしたが、特に「仮面舞踏会」が今ま
で聴いたことのない遅さで、一瞬別の曲かと思いました。でもこの曲も含め、
全曲をとおしてごつごつしたところがなく、なめらかに音楽が流れていたので、
きっとこの曲もお得意なんだろうなあと思います。弦セクションは静かな部分
での音色がとても優しくて優雅でした。木管セクションはソロがすばらしかっ
たです。金管は相変わらず余裕綽々で、「タイボルトの死」ではいつものパワ
フルサウンドが楽しめました。スミスさんはこの曲はコルネットを吹いていて、
ソロでの柔らかい音色は最高でした。スミスさんとマイヤースさんは、シーズ
ンを重ねるごとに余分な力が抜けてどんどん音がきれいになっている気がしま
すが、トロンボーンセクションが年々元気になっていくのはなんでだろう・・・

らんの効用

2005-10-20 09:34:04 | らんまる・犬



<次のような症状によく効くでしょう>
①仕事等によるストレス解消・運動不足の解消に
②冷え性に
③夫婦げんか・兄弟げんか・親子げんかに
④冷えきった夫婦・熟年離婚の危機に

<解説>
①日頃のイライラもらんと一緒に解消。のほほんとした顔を眺めながら、
「もっとなでれ」攻撃に合うもよし、散歩に行って芝生で思いっきり走った後、
川につかるのもまた楽し。毎日の散歩で運動不足の悩みも一気に解決。

②寒い冬はゆたんぽ代わりに最適。頼まなくても布団の足の上に乗ってきて
くれます。ただし足がしびれるという副作用があります。また、あったかい
からといって、むやみにだっこしていると、肩と腰が痛くなるので注意しま
しょう。

③「夫婦げんかは犬も食わない」とはよく言いますが、らんを間に挟んで、
まぬけ・・・もといかわいい寝顔を眺めながら寝れば、次の朝には「まあ
えっかぁ~」と仲直りできるでしょう。

④子は大きくなって「カスガイ」になってくれない、冷えきったご夫婦にも
おススメ。らんも一緒にハイキングや旅行に行けば、熟年離婚の危機も即
回避できること間違いなし。

<応用編>
若い女性の注目を浴びたいときや、近所、或いは旅先のおばちゃんたちと、
自然に仲良くなりたいときなどにも、絶大な効果を発揮します。
たまに旅行先などで、知らないおばちゃんにストーカーされることもあるので
気をつけて。

<使用上の注意>
・小さな子供の手の届かないところに置いてください。
・朝の散歩は5時起きです。雨の日も風の日も雪の日も台風の日も、必ず行って
下さい。
・結構根に持つタイプなので、お取り扱いは慎重に。

演奏日:2005.09.29

2005-10-19 13:46:47 | NYPオンライン02~
演奏日:2005.09.29
オンライン:10/19~11/02

エリオット・カーター:「ホリデイ」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
R.シュトラウス:死と変容
R.シュトラウス:「サロメ」より7つのヴェールの踊り
ロリン・マゼール(指揮)
ジョナサン・ビス(ピアノ)

本日は、比較的短い曲の4曲構成です。いろんな風味を一度に味わいたいという
時にはおススメのプログラムですね。指揮は前回・前々回に引き続きマゼールさ
んです。マゼールさんはこのコンサートのあと、トスカニーニ・フィルを率いて
来日ツアーを行っています。本当にお忙しい方です。
1曲目の「ホリデイ」序曲は1908年生まれのアメリカの作曲家、カーターの作品
です。曲の構成や全体の響きは、ブラスバンド時代によくやっていた曲を少し
複雑にした感じで、昔懐かしい気がしました。でもTpをはじめ金管セクション
はかなり大変そうでした。
モーツァルトのピアコンは、今日のプログラムの中ではやはり一番シンプルで
(もちろん簡単という意味ではありません)、ピアノも明るくて純粋な響きが
印象的でした。

後半のR.シュトラウス2曲は、例によってマゼールさんの独壇場で、とてもダイナ
ミックな演奏でした。「死と変容」は、前半の木管や弦のソロが次々と受け継
がれていく静かな部分と、金管が分厚い音を響かせる激しい部分との対比がす
ばらしかったです。特にトロンボーン&テューバセクションの鳴らしっぷりは
相変わらずの大迫力でした。
「7つのヴェールの踊り」はどちらかというと”どっしり”とした印象のある
前曲とは対照的に、とても躍動感があり、マゼールさんもリズムのおもしろさ
を強調していて、同じ作曲家の違う面を楽しむことができました。情熱的な
反面少し怪しげな雰囲気もあって、不思議な魅力のある曲ですが、こういう
感じの曲はなんとなくマゼールさんに合っているような気がします
(←失礼?)。

今日はスミスさんはモーツァルト以外(たぶん)の3曲を吹いています。演奏
を聴くかぎりはとってもお元気そうです。もうすっかり完全復活されたもよ
うで、うれしいかぎりです。

演奏日:2005.09.22

2005-10-12 13:48:05 | NYPオンライン02~
演奏日:2005.09.22
オンライン:10/12~10/26

ショパン:ピアノ協奏曲第1番
マーラー:交響曲第1番
ロリン・マゼール(指揮)
ラン・ラン(ピアノ)

本当に3ヶ月の空白は長かった!というわけで、今日こそはスミスさん復活です。
もうお待たせされましたよ~。先週は完全に「おあずけを食わされたらんまる」
状態だったもので。でも本当に良かったです、スミスさん、NYPにお帰りな
さい。しかしながら、先週の放送(演奏日ではこの前日に当たる)をお休みされ
てたので、もしかしたらまだ本調子ではないのかも?・・・と、少し心配して
いましたが、全くの杞憂だったようです。いつも通りの安定感のある演奏で、
本当に安心したし、うれしかった。やっぱりNYPはこうじゃないと!でもな
ぜかスミスさんご本人よりも、お隣のアレッシ先生のほうがやたら気合いが
入ってる気がするのですが・・・きっと気のせいでしょう。とりあえず、
シーズンは長いし過密ですので、どうか無理はされませんように。

前半はラン・ランさんのピアノです。ラン・ランさんは昨年も今頃NYPに来て
ましたね。マゼールさんとは相性がいいのか、この夏のツアーにもソリストと
して同行していました。5月にフィラデルフィアの来日ツアーで、生演奏を体験
しましたが、本当に情熱的で表情豊かな演奏をされる方です。このショパンの
コンチェルトも、とても優美な演奏だったと思います。

「タイタン」は昨年の11月にもやっていました。これはジェームス・コンロン
さんの指揮です。実はこの「タイタン」が私はとても気に入って、今まで聴い
た中ではベストワンになったのですが、その順位は今回も変わりませんでした。
けれども、やはりマゼールさんの演奏は個性的で、強く印象に残りました。
「意外と普通に行くな~」と油断していると、「おいおい、そこでそうくる
んかい!」・・・っていうひとりツッコミのくり返しで、少なくとも5、6回は
大爆笑させていただきました。まいどおおきに。きっとこれが他の指揮者だっ
たら、ただ奇抜なことをやってるだけになってしまうのかもしれませんが、
なんだか妙にそれに乗せられ、納得させられてしまうのがマゼールさんのすご
いところだと思います。もうここまできたら、とことん我が道をつき進んで
いただきたいものです。きっとNYPの皆さんなら、どこまでも付いてきて
くれると思いますよ。

演奏日:2005.09.21

2005-10-05 13:49:24 | NYPオンライン02~
演奏日:2005.09.21
オンライン:10/5~10/19

”オープニングナイト”
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
R.シュトラウス:「ばらの騎士」組曲
ロリン・マゼール(指揮)
エフゲニー・キーシン(ピアノ)

いよいよ今シーズンも始まりました!いや~3ヶ月の空白は長かった。やっとまた
スミスさんの音が聴ける!と思っていたら、なんと残念なことに今日はお休み
です。実はこれには少し事情がありまして、前シーズンのファイナル直後から
スミスさんはご病気のため、全てのコンサートをお休みされていたのです。一
応夏休み中ではあるのですが、サマーコンサートとかパークとか、ツアーとか、
結構いろいろあるんですよね。で、その間は副首席代理のトム・スミスさんが
首席を務め、ある時は某メジャーオケの首席の方が助っ人に来たりと、なにかと
大変だったみたいです。何しろ、「静かな都会」に始まって、「新世界」、
「チャイ5」、「マラ5(!)」、「ドン・キホーテ」、そして本日の「ドン・
ファン」&「ばらの騎士」・・・・と、ヘビーな曲のオンパレードでしたか
ら。
それで、オープニングの今日も、トム・スミスさんがトップを吹いておられま
す。正直スミスさんがのっていないのは、かなりショックだったのですが、そ
れはさておき、トム・スミスさんのあまりの変貌ぶりに、びっくり仰天してし
まいました。もちろんプラスの意味ですよ。もうまるで別人のようです。確か
に音色や吹き方などはトム・スミスさんのもので、それは明らかにスミスさん
とは違うのですが、でも間違いなく「NYP」の演奏なんです。それに「首席」
の演奏になっています。上記(↑)のようなプログラムをアレッシさんの隣で、
スミスさんの代わりに吹くということが、どれほどのプレッシャーか、想像し
ただけでも胃が3回転くらいしそうですが、それに押しつぶされることなく、
自らの成長の糧にできる、こういう人が本物のプロなんだろうなあ・・と思い
ます。この演奏、聴けてよかったです。

キーシンさんのピアコンは、とても澄んだ音色が印象的でした。オープニングに
ふさわしいきらびやかな、でも丁寧な演奏だったと思います。後半の2曲は前
シーズンの3月にもマゼールさんが振っていました。基本的にはその時と同じ
でしたが、”おかしな”所にさらに拍車がかかっています。別の意味でびっく
り仰天。料理の味付けがだんだん濃くなっていくようなものでしょうか?