楽の志 ~らくのこころ~

湘南で木の家づくりをしている「楽居」の親方三浦がキャッチしたできごと、思い、喜び、悩みなどを、力を込めて投げかけます。

今日は3本建て?!

2007-08-16 23:59:19 | おうち
きのう、今日と「社寺建築」を手がける3人組みの登場です!!
まずは 桧の大黒を「刻む」シモヌリさんから・・・



今回の大黒は 丸いうえ枝のコブが出ているもので 刻む「墨付け」も頭を使います。



そんな代物ですが、サクサクッと半日ほどで刻み キレイに納まりそうな予感・・・ 



そして いよいよ4人がかりで エイヤー!!



さすが シモヌリさん キレイに納める事ができました。 



続いて階段。 ユタカさんの登場です。まずは踊場の取り付け段板は 「桧」厚さ約2寸 踊場は 面積があるため、桧の板を何枚か接ぎ合わせてあるものです。



階段を支える親板は厚さ4寸 幅1尺 の杉を使い1本で支える階段です。



段板を支える 持ち送りのアリの加工をしている所です。階段の刻みには細かな細工が かなりあるためユタカさんは休憩の度にノミを砥いでいました。



続いて 和室床の下地。 ササキさんの登場です。まず根太を支える お引きの間に 断熱材を入れ込みます。


根太は桧の 芯持ち材 1.5角です 芯持ち材を使う事で丈夫で長持ちする床の下地ができるのです。(木の芯は腐りにくく、硬く丈夫な部分なのです。)がしかし 反りや割れなどが多いため 十分に乾燥させ製材しないといけないため 下地材とはいえ こだわりの部分です。




荒床は、杉の15㍉厚材を 根太の方向に対し斜め45度に2寸釘を使い 手打ちで止めていきます。 
このように手間をかける事により 捨て張りをコンパネで張っていくよりも 斜めに張った床構成はより強さを増します。



楽居 HP

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