雷神の街歩き

高電圧機器を点検しながら東京の街を歩いています。
雷神の見た街の片隅の電気設備を紹介するページです。

雷神、NHK番組技術展を見る

2015-02-13 10:35:40 | 日記
NHKの「番組技術展」が2月9日から11日までNHK放送センターで行われました。
今年で44回になります。

この展示会は、NHKの技術者が現場で感じたニーズを工夫して、放送現場で実際に活用されているものが大部分と言うことです。
2020年の東京オリンピックを控えて、これらの技術に対する期待が高まっています。

強電を専門とする雷神には、難解な内容のものがかなりありました。
写真は展示物のごく一部分ですが、興味があったいくつかを載せました。

               
               「水中ワイヤレスIP伝送装置」
               水中ワイヤレス中継用として、水中で減衰率の低い青色LEDを使用しています。 伝送用の長いカメラケーブルが不要になります。


               
               「高速トラッキング撮影システム」
               卓球ボールのように高速で動く、小さな被写体を撮影します。
               カメラを動かすことなく、レンズの前に設置したミラーを動かすことで、被写体を画面の中央に捉え続けます。
               応用例として 卓球の高速ラリーやボールの回転の様子
                        野球のボールがバットに当たる瞬間などです。


               
               「22.2ch ミュージックアップコンバーター」
               ステレオ・モノラルの音楽素材をリアルタイムに、22.2chチャンネルサラウンドに変換する機器です。
               2チャンネルステレオ音が一瞬に22.2chチャンネルサラウンド空間に広がります。


               
               「ウロトラロー雲台」
               ローアングル撮影用の台です。 カメラを低い位置に保持したまま、カメラワークを広範囲にかつ微調整もできます。
               可動範囲は横360度、上下40度です。


               
               
               
               「GPS制御を使った無人飛行撮影システム」
               誰も近寄ることのできない火山島の状況を伝えるため、自律飛行する無人飛行機に「高解像度・高感度カメラ」を搭載したものです。
               小笠原の父島から西之島の新火山島まで、GPS信号を使い往復260kmを完全自動飛行できます。



               
               
               「LEDスポット自動切替器」
               ニューススタジオで人物に照射する照明は、障害時に備えて予備照明を準備します。
               従来の白熱灯の光源は、断球時に生じる電流ゼロ値を検出して切替を行っていました。
               本切替器は、障害時にも電流が流れるLED照明の特徴を考慮し、消費電流値を記録し、障害を判定し自動的に切替えます。



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