いつも寝不足 (blog版)

動物園・水族館へ行った記録が中心(?)。
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ぽんぽこの湯

2006年04月17日 | 外出
ぽんぽこの湯へ行ってきた。

話には聞いていたけれど、激坂。自転車、しかも、変速なしの軽快車ではかなり無理があった。最後の1kmは自転車を降りて押して歩いた。帰りは帰りでスピードが出すぎるので、やはり押して下った。
激坂

そういった所にある温泉なので眺望は非常に良い。北信五岳(飯縄、黒姫、戸隠、妙高、斑尾)と中野市を一望のもとに見渡すことができる。なお、下の写真が今一つなのは意外に撮影ポイントがないのと、私の腕がしょぼいため。露天風呂からの眺めがベストか?
見晴らし

このぽんぽこの湯は、あの悪名高きふるさと創生事業が元になっている。泉源を掘るのに使ったのか、土地をならすのに使ったかは知らないが、ぽんぽこの湯の源泉に、その碑が残っている。
ふるさと創生事業

上の碑の文面に出てくる「晋平」とは中山晋平のことで、ぽんぽこの湯は中山晋平の生家に近い。中山晋平記念館から山側へ登っていくと、ぽんぽこの湯がある。そもそも、ぽんぽこの湯という名前も中山晋平の代表曲の一つ「證城寺の狸囃子」(作詞 野口雨情)にちなんだものとのこと。

冒頭の写真は、最寄り駅(延徳駅)から中山晋平記念館へ続く歩道に埋め込まれているレリーフ(という呼称が的確かどうか分からないが)。私が確認した限り、「證城寺の狸囃子」以外に「肩たたき」、「てるてる坊主」、「シャボン玉」など計14種類があった。
てるてる坊主

上記のレリーフ以外にも、歩道の柵に五線譜と音符が造形されていたりとなかなか凝っている。記念館へ行くのに延徳駅を利用する人がどれだけいるか非常に怪しいが。。。無人駅だし。なお、柵に地場のものを造形している例は他にもあって、近所でよく見かけるのがりんご。
音符柵 りんご柵

温泉の名前があやかっているだけあって、「證城寺の狸囃子」は石碑にもなっている。裏へ回って驚いたのが、この石碑もJASRACの許諾を得ているということ。さすがJASRAC、小うるさい。中山晋平が会長を務めたことがあるのも何かの縁か? なお、この石碑が建てられたのが平成5年(1993年)で、野口雨情の没後50年が1995年なので、現在では許諾は要らないと思う(未確認)。
石碑 JASRAC許諾