5月23日に書いた「靖国問題に感じる違和感」のコメントで、『宇宙の戦士』の矢野徹のあとがきが大元になっていると書いた。
現在、引っ越しのための荷造りをしている最中で、本を箱詰めしていたら『宇宙の戦士』が出てきた。7年ぶりにあとがき(正確には「訳者後記」)を読み返してみた。
すっかり忘れていたのだが、『SFマガジン』1967年5月号に掲載された石川喬司の書評から始まる一連の議論も載っていた。
それを読む限り、右寄りの文章によく出てくる「戦後真っ赤史観」とでも呼ぶべき主張が正しくないと思う。事実無根と言う気はないが、戦前真っ暗史観と同様に自己の立場を強化するための誇張が少なからず含まれていると思う。
現在、引っ越しのための荷造りをしている最中で、本を箱詰めしていたら『宇宙の戦士』が出てきた。7年ぶりにあとがき(正確には「訳者後記」)を読み返してみた。
すっかり忘れていたのだが、『SFマガジン』1967年5月号に掲載された石川喬司の書評から始まる一連の議論も載っていた。
それを読む限り、右寄りの文章によく出てくる「戦後真っ赤史観」とでも呼ぶべき主張が正しくないと思う。事実無根と言う気はないが、戦前真っ暗史観と同様に自己の立場を強化するための誇張が少なからず含まれていると思う。