不条理み○きー

当面、きまぐれ一言法師です

タイフウイッカ

2004年05月21日 23時35分30秒 | Life
 一度間違えて覚えてしまうと、そのままになる事が多い。
 かく言う私も、結構長い間、「タイフウイッカ」を、「台風一家」だと思っていた。
 ニュース等で使われているのをよく聞いていると、「タイフウイッカ、東京は青空が広がり・・・」という風に、とても「一家」の話とは思えないのであるが、その時の私のイメージとしては「台風のお父さんが子供たちを連れて、日本で大暴れしているの図」という感じであった。

 多分、「タイフウイッカ」とフレーズと、新聞などに踊る「台風が各地で大暴れ」という見出しで、勝手にイメージが出来上がっていたのだと思う。

 厄介な事に、一度覚えると、字を見ても読み間違ってしまう。
 「おこと教室」だと解っていても、「おとこ教室」だと思ってしまう。
 なんなんだそれは!とおもいつつも、間違って認識された事実を正すのは難しい。

 私の友人にも、かなり長い間、「雰囲気」を「フインキ」と覚えたままで、皆に驚愕を与えたのであるが、いつのまにか、それが「ネット」では定着していると言う。

 「けしからん!」と、国語に五月蝿い人たちは言うかも知れないが、実は、日本人の言語感覚は、結構いい加減で、非常に変質しやすいものらしい。

 関西で放送されている「探偵ナイトスクープ」という番組で、「アホとバカ」の境界線を探せ!という、なんともいい加減な企画があったのであるが、それがなんと、実は「日本の言語圏は、京都を中心に同心円上に広がっている」という学説?にまでつながってしまった。
 実際に、「アホ」「バカ」等の方言を並べてみると、ほぼ、京都を中心に同心円上に並ぶのである。

 要は、昔の日本人も、はやり言葉に弱く、あっさりと目新しい言葉を受け入れてしまう、という事らしい。
 当時は、物流の速度が遅かったので、言葉も何年もかけて同心円上に広がっているが、いまはメディアの発達で、猛烈な速度で広がる。
 「新しい物好きで、柔軟」な、日本人諸氏により、日本語は猛烈な勢いで変貌しそうな予感がしている。

 まあ、別に、国語に五月蝿くない私としては、結構それを楽しんだりしているのであるが、昔、大笑いのネタにしていた言葉が、いつの間にか、主流になってしまうのは、「古い人」のバロメータみたいで困るなぁ・・・等と、「台風一過」の星空の下、ビールを飲みながらぼけっと考えていた今日であった。
(画像は、台風の突風に慌てる女学生・・・んな訳、ねー!)

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2 コメント

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五月蠅い女 (可愛藍)
2004-05-22 11:08:07
ぱっぱ、3月にくれたメールで、「小春日和だねぇ」なんて書いてたよ。小春日和は春の天気じゃないんだよ。ジャパネットたかたのおばちゃんに、電子辞書買いなさいって叱られるよ。

「ニュース10」のウドーユミコは、こないだ元気よく、「さーあ、汚名挽回です」って言ってました。サカモトくんは「訴追」を「そはく」って読んでました。NHKも質が落ちたねぇ・・・(ズッ)(←渋茶すする音)

藍は「コスモポリタン」をずっと、「コスモポタリン」だと思っていました。いーんだよ、この方が可愛いんだから。

ね、ぱっぱ、「菅直人」と「研ナオコ」って似てるよね。間違える人いないだろうけど(笑)

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ううん^^; (ぷよぱぱ)
2004-05-22 22:13:58
揚げ足とられちった。

まあ、伝わることが大切っすよ。

(開き直り^^)
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