「季節の香りで・・・」

　緑茶の新茶と同じように、紅茶にも新茶があることを知ったのは、もう、数年前である。
　紅茶の好きな方にとっては常識であろうし、最近は、紅茶専門店が増えたので、ご存知の方も多いと思う。

　ファースト・フラッシュ
　
　以下、パンフなどから、受け売りを少々。^^;

『有名な紅茶の産地、スリランカでは一年中紅茶が作られるのに対し、インドのダージリンやその周辺の地域（シッキム、ネパールなど）では、冬の間はお茶の樹の休眠期間となる。
　そして3～4月に春の訪れとともに、その年最初の収穫時期を迎える。
　このとき、摘まれた茶葉が春摘み、ファーストフラッシュと呼ばれている。

　日本の新茶と同様、冬の間にじっくりと養分を蓄えて、冷気の中でゆっくり育った茶葉は、その清冽な風味と瑞々しい香気は、まるでフレッシュハーブの様だ、』との事である。

　能書きはさておき、とりあえず、お店で試飲させていただいた。

　まず驚くのは、その色。
　ティーカップの中で、レモンイエローに輝いている。

　香りは、すっきりとした良い香り。
　「若葉の香り」といわれても、納得する。

　そして、味。
　一瞬、緑茶と思える様なキリッとした渋み、しかし、後味が確かに紅茶である事を主張していた。

「ほーっ、うまぁい」
　試飲をしての正直な感想である。
　
　迷わず購入。
　早速、自分で入れてみる。
「うーん、やっぱ、うまぁい。」
　紅茶を入れるには、なかなかコツがあるので、お店と全く同じ味ではなかったが、澄み切った味と香りは健在であった。

　季節感の解りにくい今日この頃、こういう「香り」で季節を感じられるのは、とても素敵な事だと思う。
　何より、その澄み切った味わいは、本当に人を「ホッ」とさせる、何かがある。
　美味しく入れた珈琲も大好きだが、たまには春の陽射しの元、紅茶を入れて英国風サンドイッチでブランチと言うのも、いいものである。
　是非、大切な人と味わいたい一杯です。

　ちなみに、今日私が購入したお店は、ここ。
　「レピシエ」
　各地に店舗展開中であるが、ホームページからも購入できる。
　少々お高いのが玉に瑕であるが、約一ヶ月の期間限定なので、未経験の方は是非、お試しあれ。

　まずは、お店の付けてくれる「ダージリンのおいしい　いれかたのポイント」を守って入れてみて欲しい。
　目から鱗が落ちる事、請け合いである。

　香るお茶つながりにて
　【TB】上海慕情　♪お玉つれづれ日記♪
　　　　大陸時間　さくら式ドロップス