5月20日、本日今シーズン2度目の液肥をやりました。窒素・リン・カリ等量のものを2000倍希釈での使用です。毎年
あれこれと思案六方で、あの手この手と栽培法を試したりしていますが結果が出るのは相当後の事。また、結果といって
も同一種をいくつかの方法で、同時にある程度の年数を費やし試すならまだしも、今回の希釈倍率を薄めに使用するとい
う事にしてもそうですが、棚にあるすべての風蘭・富貴蘭を同じように扱い、また、おそらく今シーズンのみに終わると思う
ので、こんなことでは結果云々など言えたものではないですよね。
青軸・青根の鹿児島産です。本種の場合、斑色などその芸は登録品の織姫に似ていますが、そこは九州産です。
葉幅など全体的なボリュームは一枚も二枚も上手です。
去年、三鉢あった内の一鉢を手放したので手元に残ったのはこの二鉢だけです。今思えば手元に残っているこの二鉢
も最上柄というわけでもなく、また、親木に付いている子も偏った地味柄のものや超派手柄、もうひとつの木に付いた子も
無地と源平気味。まだまだ数の少ない極めて希少な品種だけに、もう少し手元においておくべきだったかなとちょっと後悔。
でも、その時はそれなりの理由があって手放したのでやむをえません。
下の写真の葉の雰囲気なんか見ていると、近い将来覆輪へとの期待も無きにしも非ずかな。でもなりそうでならないのが
世の常ですよね。自分の好きな品種の将来を夢見る。これも風蘭栽培の楽しみ方の一つかな。
元親に付いた2番子ですが、どうも斑が一方に偏りそうです。
元親についているこの一番子は近い将来まずつぶれるでしょう。ちょこっと見えている3番子も早や同じ道をたどりそうです。
本当にいいなと思う品は中々自分の思うように育ってくれず気をもみますが、それがかえって余計に気を引き付ける魅力とな
っているんでしょうか。純白ではありませんが、地の紺とのコントラストが素晴らしく、非常に綺麗な品種で、棚を引き立たせて
くれています。
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